【続編】幼なじみに失恋しました【神威】

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【A】



私は阿伏兎さんたちと合流した。
────が、しかし。




「姉御！！その目どうしたんだ？！誰に泣かされた？！」




「番長！！！まさか姐さんに〇〇〇しt(ﾊﾞｷｯ」




神威「阿伏兎、俺腹減った〜」




私が泣いたことを心配してくれるのは有難いけど馬鹿騒ぎし過ぎなんじゃい。
見てみろ周りの生徒を。


そういえば私の噂良くないんだっけ…
だったらもう隠す必要なくね？
卍とかいって生きててよくね？




神威「んー、ポテト美味しい。A、ポテトゲームする？」




神威くんはポテトを咥えて私を見てきた。
あ、なんだろ…
すっげえかわいい。


するとちょうどそのタイミングでアナウンスがかかった。





『間もなく各クラスの模擬店を終了とさせて頂きます。15時から仮装コンテストが開幕されますので、生徒、また一般の方は体育館へ移動をお願い致します』




私この後仮装コンテスト出るんだった。
みんなとはここでお別れ。
なんかもうすでにかなり濃い時間過ごしたせいでどっと疲れた。




A「私そろそろ行くね。みんなはもう帰るの？」




阿伏兎「だな。たらふく食ったことだしあんま長居してもこいつらが悪さするかもしれねぇからな」




「「「しねーよ！！！」」」




仮装コンテストなんて所詮生徒の自己満でしかない。
私の仮装もどうせ顔見えないし今日はこれでお開きが丁度いいか。




A「じゃあみんなありがとう。また遊ぼうね」




阿伏兎「あぁ、またな」




「姉御、あざっした！！」




みんなそれぞれ私に別れを告げて歩き出した。
私は手を振ってみんなを見送る。
そして全員がいなくなったあと、残った神威くんを見た。




A「なに。仮装コンテスト見てくれるの？」




神威「それはついでかな。学校が終わるまで待ってるから一緒に学園祭終わりの打ち上げしよ」





神威くんは女子の喜ぶことをよく知っている。
私は頷いた。
まだまだ神威くんと一緒にいられることが嬉しい。

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