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万事屋の金ばあちゃんからもらった金平糖を食べたら
どうやら江戸時代にきてしまった俺。

















紫「ここは吉原。
わっちはこの浅野の太夫でありんす。」



















吉原って今日ロケしたとこ…



太夫ってことは花魁。
No.1か…。







一瞬和んだけど…









え…これマジで夢とかじゃねーよな?









思いっきり頬をつねってみる。















謙「いってぇ…!」




















頰をおさえながら夢じゃないと確信する。









もしかしてドッキリだったりして…









月明かりが差し込んでる外を見ると
江戸の町が広がっていて
とてもセットには思えなかった。














謙「うわ…、すご…。」
















東京タワー、スカイツリー、ビルの電気、車を
嫌というほど見てきた俺には
街灯もない、人も歩いてないシンと静かな空気が新鮮だった。














紫「今宵は月が明かろうて、星が見えなんし。」



















本当に俺、時代を飛んだんだ…。









てか、じゃあ…









どうやって帰んだよ!!!













謙「明日は生放送あんのに…
そうだ、携帯…!」

















ポケットに入ってるiphoneを取り出すも電源が入らない。









ですよねー…。
こんな時代に電波なんてないもんねー…。









絶望。
















謙「どうすればいいんだよ…。」








紫「謙太郎?具合でも悪いのかえ?」

















紫、お前は呑気だな。



















謙「俺、このまま戻れなかったらどうしよ…」





紫「今宵は泊まっていきなんし。」

















この時代ではありえない格好で
どこの馬の骨かもわからない俺を
怪しむ様子もない紫。





泊まってけと言われても…

















紫「ああ、そんなところで寝たら風邪をひくな。
こっちに来なんし。」




















自分の布団に招く。







えっと…これは一緒に寝ろってことか?


いや、さすがにそれは…。






















謙「大丈夫!!ここでいいから!」





紫「遠慮せんでもよろしのに。」




















不思議そうに見て紫は眠りについた。




この状況でよく寝れるな…。

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作者名:玖桜斗 | 作成日時:2018年6月15日 0時

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