Story 41 ページ42
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樹母「ごめんね、応援行けなくて。」
樹「いいよ、大丈夫。」
昨日、母さんが電話してきた。
樹母「今まで頑張ってきたんだから
精一杯やりなさいよ。」
樹「うん。」
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中学最後の大会。
3年になってから毎日練習してきた。
バスケをしてるときが1番楽しかった。
夕飯の時間も忘れて夢中だった。
大きい大会だけあって応援に来る人も多かった。
バッシュと体育館の床が擦れて
キュッキュッという音
ドリブルの音、リズム
『えー。また練習?』
『遅刻するぞーーー!起きろーーー!!』
『今まで頑張ってきたんだから精一杯やりなさいよ。』
母さんの顔が浮かぶ
いつ…からだ…?
近くにいたのに
もっと早く気づいてたら治ってたかもしれない。
「樹!!!」
チームメイトの声で我に返ったがパスを受け止められずに
肩でボールを弾いて倒れる。
「おい、樹、大丈夫か?」
樹「うん。」
起き上がってプレイに戻ったけど
全然身が入らなくて
ゴールは入らないしミスも多かった。
なんとかチームは勝ったけど
この日の試合に俺はレギュラーから外された。
誰もいない家に帰ってくる。
いつから痛みに耐えてたんだろう。
俺との時間を大切にしたかったんだろう。
…母さんってあんなに細かったっけ。
樹「ごめん…っ、ごめん…な、さい…」
全身の力が抜けて膝から崩れる。
樹「ぅああああああ」
俺は狂うように泣いた。
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秋斗(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます! 続編は近いうちにパスワード解除するので少しお待ちください(><) (2016年9月13日 12時) (レス) id: 723b3fd102 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。続編のパスワード教えてもらえませんか? (2016年9月13日 12時) (レス) id: 295b2f8bdd (このIDを非表示/違反報告)
秋斗(プロフ) - ゆめさん» いつもありがとうございます! 頑張ります♪ (2016年6月14日 7時) (レス) id: 4f84a42ad6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 樹くんの告白キュンとしました!!(笑)続き楽しみにしてるので頑張ってください\(^o^)/ (2016年6月13日 23時) (レス) id: 759266591d (このIDを非表示/違反報告)
秋斗(プロフ) - 莉桜さん» コメントありがとうございます! まだまだ未熟です。笑 これからもよろしくお願いします♪ (2016年6月9日 13時) (レス) id: 4f84a42ad6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋斗 | 作成日時:2016年4月17日 22時