知りたがり ページ39
「…旅団の中でも珍しいタイプだと言っていた♠まぁ、それくらいかな…♣」
えぇ………『クロロが自慢するだけある♦』なんて言うから変な期待しちゃった…
「そうそう、少しバカだとも言ってたいたかな♥」
「えぇっ！？」
かなりバカならまだキャラとしてやりきれたのに、少しバカなんて……！！もう悪口でしかない！！
「…まさかそんな風に思われてるなんて…てっきり優秀でたまにおっちょこちょいなほっとけない妹のように見てるだろうと思っていたのに」
ヒソカに聞こえなくてもいいことだから顔を背けてぶつっと呟いた。彼、少し笑ってるから聞こえただろうけど。
「ねぇ、ボクからも１ついい？♣」
「どーぞ」
あぁ〜、でも本当にほっとけない妹だとしたらこんなところ一人で来れてないだろうな。いや、まぁちゃんとバレてるのは当たり前か…メンバー全員、団長には何も隠せないもんなぁ〜アジトで生活していた頃、買ってきたプリンをどんなにうまく隠したとしても探し当てて食べられたことをおもむろに思い出した。
「君があの二人と仲良くしてる理由が知りたい♦」
あー、ゴンとキルアのことか。あの二人の素質を見抜いてるということは、ヒソカもぼーっとしてるわけじゃないんだな。
「理由って…そうだね、あの二人がとても良い子だから、かな」
「ふーん♠じゃあもう１つ。あの二人と仲良くなってどうするつもりだい？」
言葉だけでは随分“あの二人”に興味があるようだけど、実際ヒソカがこんなことをわざわざ聞く理由は、私が何故そんなことをするのかわからないからなんだろう。それならそう教えるまでだ。
「ヒソカ、他人の行動にわざわざ理由を見出だすなんてのは、今までなら通用したかもしれないけど、私には関係ない。私がそうする理由は、“私がそうしたいからする”の。それ以外何もない。わかるでしょう？意味なんてなくても地球は回るのよ」
こんなこと、彼ならもうとっくにわかってるはずだ。それなのに詮索してしまうのは、それこそ育ちの悪い証拠。そんなの考えてる私も人のこと言えたもんじゃないけど。
「確かに、君は珍しいタイプだ♥」
ヒソカは納得したように奇妙な笑みを浮かべて頷いた。
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ナツメ(プロフ) - 奈乃さん» ありがとうございます！奈乃さんからのお言葉を励みに頑張ります！ (2017年8月21日 18時) (
レス) id: 11619fb97c (このIDを非表示/違反報告)
奈乃(プロフ) - 更新楽しみにしてます。頑張ってください！ (2017年8月21日 18時) (レス) id: 26a98954d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツメ | 作成日時：2017年8月2日 12時
