小さな喧嘩 ページ6
そう決心はしても今は片付ける余裕なんてなくて…
気が付けば、静まり返った部屋で1人啜り泣いていた
暫く泣いているとアプリの電話が鳴った
名前は「智君」
私は急いで出る
「もしもし…。」
智「どした？何か暗くねぇーか？」
「うん？そう？
それより仕事大丈夫なの？」
智「今、休憩中ー。
丁度、今…ニノが撮影してるとこ。」
「そっか…。
ねぇ…タッパーのご飯はどうしたの？」
智「ご飯なら車ん中で食べたよ。
美味かった。ありがとう。」
「なら良かった…。
またいつでも言ってね。
私、智君の為なら頑張るから。」
智「ありがとう。
後さ…昨日は本当にすまん！！」
「私こそ。
昨日の事ならもう気にしてないから！！
だから謝んないで良いよ。」
智「本当にすまん。
あっあのさ…。
どっか行きたいとことかない？
今度、俺と一緒に行けたらなーなんて…。」
「…ねぇ…それは正気？
私は智君と一緒なら家でも構わないよ。
それか…マネージャーさん誘って3人で行こう？
何かあってからじゃ智君が傷付くだけだから…。」
智「…正気だよ。
俺なら平気だから。
顎しゃくら…(「馬鹿…。
何で私の事ばっか…。
私のせいで智君に何かあったらって考えたら怖いの…。
だから家を行き来する位で良い。
そりゃ私だって外にデートとか智君と一緒に釣りとか出来るならしたいよ。
でも撮られちゃったら私、智君に合わす顔ない。」
智「はぁ…。
Aだって俺の事ばっかじゃん。
なら、俺が普通の人になりゃ良いの？
そしたら…「嫌だ…。
智君が居ないなんてそんなの嫌だ。
私のせいで嵐辞めるなんて嫌だ。」
智「…分かった。
外に出るか出ないかは任せる。
だから今度、俺とデートしてくんねぇーかな？」
「ごめんなさい…。
分かった。
ちゃんとデートプラン考えとくね。
デートならいつでも良いよ。
智君に合わせる。」
智「謝んなよ。
俺の事、思って言ってくれたんだろ？
いつでも連絡待ってっから。
俺こそAに合わせるから。」
「智君…。
そうだよ。
でも智君の気持ち、凄く嬉しかった。
ありがとう。
うん。また決まったら連絡する。
じゃあ時間も連絡するから合ったらデートしよ！！」
智「俺も嬉しかった…。
ありがとう。
だな！
早くデート出来っと良いなー♪」
「私は何も言ってないよ。
ただ素直に言っただけ。
だね。私も早くデートっていうデートがしたい!！」
その時、彼の電話口から誰かの声がした
キーが高くて女性っぽい声…
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作者名：和也☆章大☆忠義Love | 作成日時：2017年10月11日 23時
