未来を一緒に… ページ44
智「まぁ…少しは我慢してるけど…。
でもAの為なら幾らでも我慢出来るよ。
我慢出来んなら完全に禁煙出来たら良いんだけど…それは難しいなー。
俺の事よく分かってるAなら分かるっしょ。」
「まぁ…ね。
でも今になって冷静になったら結婚って…。
どうすんの？」
智「うーん…。
取り敢えず俺んとこに挨拶に行って…。
挨拶したら母ちゃんか父ちゃんにサイン貰って後、1人…桜花ちゃんにサインして貰えば婚姻届は出せる。」
「まぁ…そりゃそうだけど…。
事務所にはOK貰ってるの？
OK貰ったとして誰が出しに行くの？」
智「事務所もまだ。
これから話すとこ。
出す時は矢野君に頼むよ。」
「矢野さんが出してくれるのは良いけど事務所が反対したらどうするの？」
智「俺、反対されても食い下がらないから。
でも…俺が幾ら頑張っても駄目なその時は…
何年でも待ってくれるか？」
「智…。
…当たり前でしょ！！
私…ずっと智の側に居れるなら結婚しなくても平気だよ。」
智「A…。
俺は本当に幸せもんだな…。
女の人はさ…結婚を大事にするのに。」
「智…。
私ね…結婚出来ない事はどうでも良いの。
でも智が離れるのは嫌なの。
智と離れる位なら結婚なんか出来なくて良い。
結婚より智の方が大切だもん。」
智「あぁーAが後、3人欲しいー！！
んで、メンバーに紹介すんの！！」
「紹介してどうすんの笑？」
智「紹介して…皆、幸せになって貰うんだよ！！」
「………ははは笑
本当、智ってメンバーの幸せを願う仲間想いな人だよね。
事務所に話しに行く時はメンバーも一緒なの？」
智「おん。
俺だけじゃ不安だからってさ。」
「そうなんだ…。
そこには私も一緒に居た方が良い？」
智「どっちでも良い…けど、居てくれた方が俺は強くなれるかなー。」
「…分かった。
一緒に居るね。
智、大丈夫だよ。
私は結婚出来ないからって智の側から離れたりしない。」
智「A…。
そんな事、言われたら耐えらんねぇーじゃん…。」
強く抱きしめられた体は一瞬にして熱を帯びた
私を包んでいた温度が離れると今度は唇が重なる
一度、唇が重なれば互いに離れたくないと言わないばかりに息が止まりそうな程に求め合う
彼の煙草の香りが私の口内を犯す
舌と舌が絡み合う
座っていた姿勢はいつの間にか私が智を見下ろしている姿勢になっていた
息が苦しくなって離れた唇から漏れた私の言葉は意外な言葉だった
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作者名：和也☆章大☆忠義Love | 作成日時：2017年10月11日 23時
