裏切りの代償Ⅱ (ページ26)

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真反対な恋人達ページ26

この先、最悪な出来事が起こるなんて知らずに…

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彼女の義姉妹と会ってから数カ月後…

Youside―

私達、カップルは順調に交際を続けていた

だが、その一方で私の初恋の人は彼女と別れた

別れてすぐ、私はニノに飲みに誘われて一緒に飲みに行く事になった

最初は2人っきりで飲むつもりだったのが彼は心配だからと付いて来て結局、3人で飲む事になった

仕事で遅くなった私が部屋に入ると、ニノと彼はもう飲んでいた

智「あっ！！
A、来た来たぁー♪
こっちこっちー♡」

と、横の床をトントンと叩くと私はそこに座る

「ニノ…智がごめん…。」

和「別に大丈夫ですよ。
それより俺の話、聞いて貰えますか？」

「良いよ。
でも、あんなにラブラブだったのに別れたんだね…。」

和「彼女、早く結婚したいらしくて俺が今は出来ないって言ったら別れようって…。」

「ニノはさ…まだ未練ある？
彼女の事、好き？」

和「それがさ…全然、未練ないんですよね…。
彼女の事、好きだったか？って言われたら好きだった。
でも今、好きか？って聞かれたら分からない。」

「なら、新しい恋を探した方が良いと思う。
ニノならきっとすぐに良い人見つかるよ！！
元担当の私が保証する！！」

和「ですかね…。
ありがとう御座います。」

智「うん。
ニノなら大丈夫だよー♪
ねぇーニノ…あの事、言わなくて良いの？」

和「あぁー映画の話ですか？」

「映画？」

和「実は…映画に出る事になりまして。
しかも相手役が貴方の義妹の桜花さんで…。」

「嘘っ！？
凄いじゃないですか！！
おめでとー！！」

和「ありがとう御座います。
貴方、喜んでますけど…やるの恋愛ものですよ？」

「へっ？」

智「どんな話だっけ？
出会ってその日にやっちゃって、そこから恋が始まるんだっけ？」

和「大野さん…。
俺の事、馬鹿にしてます？」

智「してない！！してない！！」

「えっ？
そんな話なの…。」

和「貴方、恋人の言葉を鵜呑みにし過ぎです。
そんな話な訳ないでしょうが。」

「じゃあ、どんな話なの？」

和「医者の卵である俺と難病を抱えた彼女が出会って恋に落ちるって話で、そんなギスギスした話じゃないですよ。
ラストは言えないですけど…。」

「そんな素敵なお話に人間として欠落しているとこがあるニノが出るなんて…。
あぁー考えただけで見たくなる。
しかも相手役が桜花だなんてお姉ちゃんは嬉しいよ…。」

私は嬉しくて泣きそうになった