裏切りの代償Ⅱ (ページ19)

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決別ページ19

智「それもそうか。
やっぱニノは凄いなー！！
ニノはあんま言わないよね。
何かつまんなーい。」

和「つまんなくてすいませんね。
もうゲームに戻っていいですか？」

智「あっ…良いよ。
何かごめんな。
皆…これからもAの事、宜しく。」

その言葉で彼と私は頭を下げた

それから仕事場に戻り、収録に向けて準備を進めた

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あれから1本目の収録が無事に終わり、メンバーを送り届ける途中、誰かに肩を叩かれた

智君かな？と思っていたけど違った

？「大野さんじゃなくてガッカリしました？
でも俺の事…結婚したい位、好きだったんでしょ？」

「ガッカリというよりビックリしました。
智君だと思ったので…。
確かに私はニノの事そう思う位、好きでしたよ。
でも私、見たんです。
二宮さんが彼女とキスしてるとこ。
あの人、ニノとバラエティーで1回一緒になった人ですよね？」

和「そうですか…。
貴方に気付かないとは俺も馬鹿ですね。
そうですよ。
それから色々話して気が合うから仲良くなって付き合った。
それと…貴方が俺狙いで大野さんと付き合うのは許しませんって事は言っておきます。」

「馬鹿でも好きでした。
二宮さんもその方と幸せになって下さい。
私はそんな事しないです！！
真っ直ぐに気持ちを伝えてくれた大野さんを裏切る様な事しません！！」

和「ありがとう。
貴方も幸せになって下さい。
まぁ…貴方なら心配はないでしょうけど…。
念の為に言っておきます。」

「ありがとう御座います。
私、ニノを好きになって良かった。
これからは…一ファンとして応援してます。」

和「おう。
ってか、仕事中にごめんな。
また何かあったらいつでも連絡下さい。」

そう言って差し出されたのはIDが書かれた紙だった

「えっ…これ…。」

和「貴方が俺を、もし今でも好きだったなら一番欲しいと思うもの。」

「でっでも私…。」

和「今なら渡せるでしょ？
今は俺じゃなくて大野さんなんだから。」

「二宮さん…。
…はい！！
何かあったら相談に乗って下さい！！」

和「はいはい。
じゃあまた後でな。」

「はい！！」

それからの仕事はいつも以上に凄く頑張れた

だって、ずっと好きだった二宮さんの連絡先を知れたのだから

…って、何を浮かれてんだ！！

皆の連絡先を知る為にこの仕事してんじゃない！！

でも、やっぱり二宮さんの連絡先を知れた事が嬉しかったのに変わりはない

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一方、楽屋では…