裏切りの代償Ⅱ (ページ17)

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揺らぐ気持ちと報告ページ17

智「おん。
下にマネージャー来てんだってさ。
だから行かないと。」

「そうだったんだ…。
また暇な時に連絡頂戴ね。」

智「分かってる。
じゃあ、またな！！」

彼は私にまたね。のキスをして部屋を出て行った

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暫くして私も部屋を出て仕事場に向かう途中、彼等の看板がふと目に入る

彼氏の隣で笑うのは私が凄く凄く好きだった人

変な感情に囚われる

あれだけ諦めてケジメつけた筈なのに…

智君の言う通り、やっぱり私…

まだ未練残ってるのかな…

でも今、貴方は誰を一番愛してる？って聞かれたら間違いなく智君って答えられる自信はある

それなのに…

どうして心はモヤモヤするの？

気持ちはモヤモヤしたまま、私は職場に向かい仕事に励んだ

智君とは連絡は取り合っていたものの次に会うのは彼同様、次の収録日だった

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＿＿＿＿＿収録日

智君と付き合ってからメンバーと会うのは初めてかも知れない

緊張し過ぎて、楽屋のドアの前で呼吸を整える

整えていると誰かに声をかけられた

？「Aおはよう。」

「あっ！！
さっ智君おはよう！！」

智「何、楽屋の前で突っ立ってんの？
ひょっとして緊張してんの？」

「えっ？
あっ、そっそれは…。」

私はつい下を向いてしまう

すると、私の腕を彼が掴んでいた

智「大丈夫だって。
いつも通り、しっかり仕事してれば問題ないよ。
ほら！！入るよ！！」

と、彼は私の言葉も聞かずに楽屋のドアを開けた

智「改めて皆に紹介します。
俺の彼女のAAさん。
この子に手出したら許さねぇーからなー！！」

雅「えっ？
ちょちょっと待って！！
確かAちゃんってニノじゃ…。」

「はい。
嵐さんがデビューしてからずっとニノでした。
でも大野さんと居るうちに大野さんへの愛が膨らんで…。」

潤「それでニノを諦めてリーダーにした訳？」

「はい。
急に方向転換して本当に大野さんの事、好きなの？って思われるかも知れません。
でも好きな気持ちに嘘はありません。
この結論が私が何日も考えて出した結論です。」

翔「まぁ…智君がそれで良いなら別に良いけどさ…。
ニノへの気持ちはどうたったの？
ただのファンだったの？
本気で好きだったの？」