裏切りの代償Ⅱ (ページ15)

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水に滴る良い男ページ15

「そう…かな？
私、好きな人の幸せが一番だと思うから。
でも智君はきっとそんな気がする。
粘って粘って頑張ってそう。
メンバーだとか他人だとか関係なしに全力で何度もぶつかって…。
だけど、そんな必要もう要らないよ。
だって…もう智君と私は一心同体の恋人同士なんだから。」

智「ははは笑
Aって俺の事そんな風に見えてんだ笑
まぁ…凄いぶつかるね…きっと笑
でもAからそう言われたら安心した。
これからも宜しくな。」

「うん！！
ふふふ笑
まぁ…そこが智君らしいっちゃらしいけど！！
こちらこそ宜しくお願いします。
あっ…智君、シャワーは？」

智「あっ…。
じゃあ…お借りします。
…って！！
浴室って何処？」

私は浴室の場所を伝えると彼はそのまま浴室の方へと歩いていった

暫くして帰って来た彼は、もう心臓が止まりそうな位にドキドキさせる身なりをしていた

下は少し大きめのスエットパンツ、上は少し下が透ける白いTシャツを着ていて程よく筋肉がついていて細いのが分かる

それに体のラインも綺麗で、濡れた髪はキラキラ輝き、まるで星のよう

でも妖艶で何だかもう彼の全てが美し過ぎて頭が真っ白になりそうになった

私が倒れそうになった時、彼が私を支えてくれた

智「大丈夫か？
ひょっとして俺に見惚れてた？」

「なっ！！
そっそんな訳ないから…///
でも細マッチョにスエットパンツに濡れた髪は反則///
智君が弁護士の役やってた時の思い出したよ。
あの時の智君ヤバかった…。」

智「もう照れ顔可愛い過ぎだろ…馬鹿///
でも弁護士って○王の？
あのドラマ…最初、ニノ出てたもんなー。
それに結構あのドラマ、ファンの子に人気で役名で○瀬様って言われんだもんなー。
そんなにヤバかったのか？」

「そんな事、言ったって智君が悪いんでしょ！！
うん。
確かに1話はニノ居たねー。
2人共、格好良かったー！！
その呼び方なら私もするよ。
智君の役の中で1・2を争う程、好きだもん！！
それこそ結婚したい位！！」

智「俺のせいかい！！
でも…2人共…？
じゃあ今すぐにでも結婚しちゃう？
俺は構わないよ。
Aの事、大好きだから愛してるから。」

そして気付けばいつの間にか彼が私を見下していた

彼の髪についた雫が私の服を濡らしていく

智「これ以上、ニノの話は聞きたくない。
暫くニノの話はしないで。
俺もしないから…。」