裏切りの代償Ⅱ (ページ14)

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性格はやはり貴方似ページ14

「そうして下さい！！
私だって…本当は智君の全てにもっともっと触れたい。
でも流石に体が持たないよ。」

智君「A…。
本当、性格までニノにソックリだな笑
素直になれないけど…こうして素直に話す時すんげぇー可愛いの。
やっぱ相当、ニノの事を好きだったんだな…。」

「そっそうかな？
って…やっぱニノは智君から見ても可愛いって思うの？
うん。
結婚したい位、好きだった…好きだったの…。」

自分の言葉で涙が溢れてきた

その時、ふと温かい誰かの温度を感じた

私はそのまま腕を腰に回して抱きしめ返す

すると、彼は私の後頭部に手を当てて撫で撫でしてくれる

智「本当、泣き虫さんだなー。
そこがニノと違う。
ニノは強がって泣かないから。
まぁ…ニノの事、たまには可愛いって思うよ。
でも、そこに恋愛感情はない。
にしてもさ…結婚したい位、好きだったなら簡単に諦めて良いの？本当に俺で良いの？
俺はAの幸せが一番なの。
だから無理して俺と付き合わなくても良いんだよ。」

「確かにニノなら泣かないだろね…。
やっぱり思ってんだ笑
でも…そう聞くと変な事、考えちゃうよねー。
けど、恋愛感情じゃないのはちゃんと分かってるから。
ニノの事なら諦めて良いの。
もうケジメならついてる。
彼女居ないなら智君の告白はきっと断わってる。
でも彼にあんな綺麗な彼女が居るなら太刀打ち出来ない。
告白された時、凄く凄く悩んだし考えたよ。
でも…前に進まないといけないって、智君の事…今よりもっともっと好きになって智君に追いつきたいって思った。
智君の一番に、智君を一番好きだって言える自分になりたい。
だからお付き合いして、もっと智君の事を知って智君の色に染まりたい。
智君は私と両想いになったのにまだやっぱり不安？
どうしたらその不安は取り除く事が出来る？」

智「A…。
そんなに色々悩んでたんだな。
でも彼女が居るから諦めるって何かAらしい。
俺ならAに彼氏が居ても諦めないけどな…。
結婚するまでは諦めたくない。
…って、俺…どんだけAの事、好きなんだって話だよな。
Aこそ不安はないの？
俺、結構ガンガンいってるからないって自信あるけど俺も不安なんだよ。
Aがニノの事、凄く好きなの知ってるから。」