【WT】イケメンよりもかわいい女の子が欲しいんだが！？【学パロ】

7話目 ページ8

Aside


次の日の朝、私は憂鬱になりながら学校へ向かっていた。
昨日は無我夢中で走って家に帰るやいなや、自分の部屋のベットに潜り込み、ひとしきり恥ずかしさと不安で身悶えしたあと、そのまま寝てしまったらしい。
久しぶりに夜更かしせず寝たおかげで体調はすこぶるいいが、気分は最悪だ。
正直学校には行きたくない。
かといって休むのもな………
と迷っているうちに学校についてしまった。
……とりあえず、保健室にでもいよう！
そうすれば少なくとも欠席になることはない…はず。

入学当初の学校案内の時のかすかな記憶を頼りに保健室へ向かう。
幸い保健室は結構分かりやすい場所に配置されているため、迷うことなくたどり着くことが出来た。

ｺﾝｺﾝ

「失礼しまーす…」

ノックをして、保健室の中に入る。
電気は着いていたが、保健室の先生はいなかった。
朝から会議でもあるのだろうか。
勝手にベットを使ってもいいのかと迷っていると、

ｺﾝｺﾝ

？「失礼しまーす…」

といいながら1人の少年が入ってきた
髪の毛は金髪でふわふわしており、メガネをかけているその少年の顔は、酷く疲れたような顔をしていた。
足取りもふらふらとしている。
…恐らく寝不足なのだろう。私もよくああなるから分かる。

？「あれ〜、先生いないのか…えっと、君は…？」

「あ、私もここで休ませてもらおうと思ってて…」

「ふーん、そうなんだ。おれ、も、ちょっと、寝よ、かなって…」

ﾌﾗｯ

「！？あ、あぶないっ！！」

ﾄﾞｻｯ

保健室に入った時からふらふらしていたので嫌な予感がしていたが、案の定彼は言葉を言い終わる前に私の方へ倒れてきた。

「よ、よかった…」

なんとか受け止められたものの、ろくに筋肉を付けていない私の貧弱な腕で男子を支えられるはずもなく、支えた時の衝撃で座り込んでしまったまま動けなくなってしまった

…これはまずいことになった

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