【安室透】私はブサイク専門【降谷零】

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ぱくん。

きゅぴーん！

おいひぃー！

蘭ちゃん可愛い。

園子ちゃんも可愛い。

やべ、ケーキ作り超楽しい。

美味しそうに食べる2人に私の顔はデレデレしてしまう。

なにこれ！と園子ちゃんはまじまじとケーキを見る。

目を輝かせながら目の前までお皿を持ってきては眺め、食べ、眺め、食べ、最後にはにっこりする。可愛いぞ園子ちゃん！そんなに見たら私が照れる！

蘭ちゃんはおいしい！とほっぺたを抑えてじっくり味わい、余韻に浸りながらゆっくりまた新しくケーキを食べる。食べる。食べる。ダイエットしてるって言ってなかったっけ？

食べて、目を輝かせて、感想を言う。

いやー、わかりやすい。最高。



「…」

「なに」

「あ、いえ…」



カウンターから2人を見ていると服の裾を引っ張られた。

つんつん、と可愛く弱く子供の仕草のようにだが犯人はわかる。

安室さんが少し顔を赤らめて下を向いている。

もう一度なに？と聞けばケーキをチラチラ見る安室さん。

いや、口で言えよ。

どうせまたタッパーで持って帰るんだろ？

わかってるわ。



「冷蔵庫の中に取り置きしてあるから」

「！」

「いや、なんか背景光ってんだけど、電球か己は」



ぱぁぁぁぁ！という文字を皆さんはマンガやアニメで見たことがあるでしょうか？

それです。

まさに目の前にそれがあります。

思わず(ㅍ_ㅍ)って顔になりましたね。

ええ、白目ですね。

蘭ちゃんも園子ちゃんも見ていた様で胸を抑えています。

持病かな？



「A、さん…」

「はい」

「Aさん…」

「はい」



2人に交互に名前を呼ばれて返事をするが2人は胸を抑えたまま下を向いている。

え、なにこれ怖い。

嫌な予感MAXだけど。

Aさんこの先のことが読めてて怖い。



「どうやって安室さんを落としたんですか？！」

「2人はどこまで進んでるんですか！？」

「そっち？！？」



え、ちょ！

おかわりは！？要らないの！？









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「……コナンくん聞こえてるかい？」

『あぁ』

「今メールが入ったよ」

『！！…やっぱりなにか企んでやがったか…』

「みたいだね…僕は今日の夜出掛けるけど起きてられるよね？」

『はっ…よゆー』

「じゃあ夜にね」

『気ぃつけろよ』



ありがとう、と言って手元のスイッチを押す。

ふぅ、と冷蔵庫を閉めると冷蔵庫のステンレスに黒が見えた。

自分の服とは違う色にハッとして後ろを振り返ると真顔のAがそこに立っていた。

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