立派なヒーローに ページ18
記憶を忘れて、思い出せない。そして、
思い出せないことも忘れてしまう。
『爆豪光己…お母さん、爆豪勝は、お父さん』
Aは、ただ、手帳を読み、忘れないようにしている
Aが忘れてしまっても、私たち家族が思い出させればいい…なんて、甘い考えをしていた。
、
、
姉貴のスマホが鳴っていた。
「おい、姉貴。電話」
『ありがとう
はい、もしもし。……本当ですか？分かりました。直ぐに向かいます』
姉貴は、カバンの中に手帳とスマホをしまう
『勝己、近くで敵が出たらしいの。』
「ってら」
姉貴はヒーロースーツに着替え、
『……行ってきます』
俺の頭を撫でて、出ていった
、
、
『私にかけた個性…解いて。
死柄木弔…』
「無理だって。俺がかけたんじゃない」
『貴方達のせいで、私っ…！！』
「思い出せないんだろう？」
『…分かってるなら、話は早いでしょ？』
「お前の大切な記憶が、消えていく…いつの間にか、自分が何者かも忘れてしまう。
忘れた事も、忘れてしまう
そして、大切な思い出が、俺たちヴィラン連合のものに塗り替えられていく」
『ははっ……可笑しいよね
本当に、忘れないって誓ったのに、どんどん忘れてしまう。』
爆雷心は、精神的に追い詰められている
もう少しで、俺達のモノにできる
『勝負しましょう』
すると、爆雷心は両手を爆破させながら、向かってくる
「なにを？」
『私を、ヴィラン連合に引き入れられたら、あなたの勝ち
私が、ヴィラン連合に入らなかったら、私の勝ち』
爆雷心の爆破を避ける
「そんな先の見えた戦いを望むのか？」
『うん』
一瞬のこと
俺の体をイナズマが走る
「！？」
俺は地面に這いつくばる
『私の個性は、爆雷…今、身体中動かないでしょ？』
「爆…雷…っ」
『私は貴方を敵と見なしてます
だから、攻撃ができる
私はヒーローになるために、個性を完璧に使えるようにした…敵になるためなんかじゃない…』
そう言い、爆雷心はどこかに行った。
痺れが無くなってきた体を動かす
爆雷心…いや、爆豪A……あいつは、既に俺たちの鳥籠の中にいる。
なぜなら、俺を殺さなかったからだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わふな - 本当に本当に泣けました (2018年11月16日 1時) (
レス) id: b79daf3220 (このIDを非表示/違反報告)
わふな - お姉さんが爆豪を犠牲にする場面本当に泣けました (2018年11月16日 0時) (レス) id: b79daf3220 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 死んで終わり。ではなく、死して尚…という展開に、なんじゃこりゃあああと驚愕しました…！！続編も見届けたいと思います！応援してます！ (2018年11月6日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - いや、泣ける (2018年10月28日 15時) (レス) id: 2e886a2453 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 1…部…？まだ…つづ…く？いよっしゃァァァァァァ！あまって涙が (2018年10月27日 0時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ノノキ | 作成日時：2018年10月4日 22時
