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2本 ページ3
燃えたぎるような緋色の眼。
その”眼”が見つめる”それ”は数人の子供たちに囲まれていた。
女と距離があるため子供が"それ"に向かい何を言っているのか全ては聞こえていない。
ただ"それ"は子供達にむかい怒っているようだった。
"それ"の背丈は”女”の腰より少し高いくらいの高さ。
肌は泥で汚れており少し薄汚い。
子供達のせいなのか肌も泥がついている。
所々青くなっていたり膝からは赤々とした鮮血が流れている。
綺麗なはちみつのような髪の隙間からちらつ”眼”は妖しい光を放ち深い海のように青々としている。
しかしその"眼"は色こそ青々としているが、今にも干からびてしまいそうな悲しい"眼"でうっすらとだが涙で潤んでいる。
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作者名:夢現ノ支配人 | 作成日時:2020年4月2日 21時