向日葵が咲く日々に (ページ1)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:624 hit

第1話帽子と帽子ページ1

─日本は夏、こっちに戻って来たのは何年ぶりだろう
今思えば、両親はよく私の我が儘を受け止めてくれたと思う、。
笑顔で送り届けてくれて、ありがとう

ビロードウェイ、ここで私の新しい生活が始まる
こんなにも楽しそうな事で溢れてそうな場所、初めて来た
だからお兄は、ここで生活する事を決めたのかな？

明後日からは高校生活初日、本当は中学2年生のばすなのになぁ笑
あっちではあんまり気にしたこと無かったけど、こっちでは変な感じ
でも、楽しい生活になるっていうのは絶対確信できる

ふふっ、…………また、この日本で満開の向日葵畑を見たいな──

？あっ！あそこで劇やってる！
アレがお兄の言ってたストリートACTかな？
凄いねにいな！琥珀！

私は方に乗っているオカメインコのにいなと雑種犬にしては綺麗な顔立ちをしている琥珀に声をかけた
すると1羽と1匹は同時に鳴き声をあげて返事をしてくれる

ビロードウェイに来たのは生まれて初めて
最初に住んでいた場所がビロードウェイに近かったわけでもなく
演劇にも特に興味があった訳では無かったから、ビロードウェイの存在自体知らなかった

？ビロードウェイってどんな所か色々と想像してたけど
想像越えちゃったなぁ笑笑

その時、

？わっ！

ぶわっと強い風が勢いよく吹き
その風の力で私の被っていたキャプチャーハットがとばされてしまった

？うそ！帽子！！

私達が帽子を追いかけようとした
すると

？わっ！って…へ？シルクハット？？

私の顔面に黒色のシルクハットが直撃した