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(河村視点)
彼女は俺の言葉を聞いて、目を白黒させているようだ。
(そういうところがいいんだろうなぁ、)
擦れてなくて、でも常識知らずという訳でもない、丁度良い塩梅。
「で、答えは?」
「え、いや、え……??」
「まだ飲み込めないの?」
「え、えと……すみません…?……………………あの、返答は、お時間いただけませんか………??」
「……うーん、まぁ急にって言うのも酷だったか。考える時間も必要だよね。……じゃあ30分後に戻ってくるからそれまでに考えといて。歩いてくる。」
返答を待たずに席を立ち、扉を開け出ていく。
彼女の狼狽える声が聞こえるようだった。
くつ、と笑いがこみあげて、それを飲み込む。
(さて、歩いてくるとは言ったものの外は暑いし、どこか涼しいところないかな……。ジャケットは置いてきたにしろ、この服暑いし………。)
扉の音をたてないようにそっと開き、閉じた。
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ぴの - 伊沢さんが大好きで読み始めました。キュンキュンします!続き待ってます! (2018年11月30日 2時) (レス) id: a8459cfa7b (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - えたさん» ありがとうございます〜!!励みになります! (2018年11月24日 15時) (レス) id: b35afa0062 (このIDを非表示/違反報告)
えた(プロフ) - はじめまして〜!続きがすごく気になります…!更新頑張ってください!! (2018年11月24日 12時) (レス) id: 9d6349b3fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月@初心者 | 作成日時:2018年11月23日 16時