いちごたちと転校生6【すとぷり】

種目決め ページ12

「てことで、第158回生徒会、体育祭会議を始めます」

お母さんに怒られた翌日、地獄の怒涛のテスト返し
が終わり、時期は、いよいよ体育祭へ！！
後、3週間ちょっとのところで、既に練習などは、多く始まっているが、何せ運動嫌いの私には
無縁な話だ…

「えー、まず、今回は生徒会と委員会が協力するのが不可欠です、1年生とAちゃんはわかんないと思うんだけど、この学校めっちゃ体育祭盛り上がるから」

まじかよ…と1人項垂れてると

「生徒会って、そんな競技参加出来ないんだっけ」

「そうだね、基本的運営だから、空いた種目に入るって感じ、ていうか皆のクラスはもう種目決めたでしょ？」

「決めました！でも、高校生にして、ダンス玉入れってどうなんですか…？」

「ダンス玉入れめっちゃ根強い人気あるんよねw
俺、2年の時にやったわ〜」

ダンス玉入れって…小一がやるやつ…！

「まぁ、ここの体育祭は一味違うからね
1年生と、Aちゃん、聞いててよ！
まず種目は、全部で9種類！
コスプレ徒競走、ダンス玉入れ、宅急便リレー
めっちゃ細かい借り物競争、ロシアンパン食い競走
恐怖の障害物競走、花を奪え騎馬戦
綱引き(心理戦)、運試し二人三脚！！」

名前のくせ強！！何この体育祭…

「あ、これ別に俺たちが考えたんじゃないよ？
俺が1年の時からあったからね？最初、種目見て
夢かと思ったから」

「で、この中から、選んでもらう…って言いたいんだけど、実は、こっち側で勝手に決めてます！」

「「「「「『え？』」」」」」

全員の声が一致した、え？生徒会って
自由に決めることすら許してくれないの？

「今回、生徒会すっごく忙しいらしいから、こういう組み合わせじゃなきゃ、成立しないらしい、許して？俺も、結構言ったんだけど、無理です、の一点張りだったから、諦めよう…」

そうして、なーくんは、ある紙を配った
その紙には、個々の担当区域や、種目
参加種目などが、書かれている
さて、私の種目はーっと…
コスプレ徒競走、めっちゃ細かい借り物競争、恐怖の障害物競走だった

『コスプレ徒競走とか、考えたやつぶん殴ろ』

「僕、借り物競争やりたくないんだけど！！」

「なんで俺、2年連続でダンス玉入れやらなあかんねん！！」

「綱引きとか、終わった、やりたくない」

「ろ、ロシアンパン食い競走って何ですか？」

「花を奪え騎馬戦ってどういう意味？」

「うわ、俺二人三脚やん！あれ、汚れるから嫌なんだよ…」

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