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ポリスメン ページ30

その勢いに押されたように、美咲ちゃんは、少し後ずさった

「な、何よ!そんな…」

パシン

突然聞こえた音、音の発生元は、もちろんさとみくん
いや、というか、彼の性格上、もっと早くからビンタしても不思議ではない、いや、殴らなかっただけ偉い

「いいよ、もう、お前は地に落ちてる」

そう言い放つと、外からピーポーピーポー音がした
これは…!

「さとみくん、警察呼んでおいたよ」

と、電話片手にこちらに歩み寄ってくるころん

「あの、いつまで、A先輩に抱きついてるつもりです?離れてください」

「フローラルのいい香りです」

「匂いの感想聞いてないんで、早く離れろ」

と、るぅとくんが私に抱きついてくれてる莉犬くんを引き剥がそうとしている

すると、なーくんが警察の先頭につきながら、私達の方向に近づいきた

「なーくん、警察までも、味方につけたの…?」

「いつかやると思ってました」

「警察…!」

美咲ちゃんの顔が青ざめる、必死に出入り口を探そうとするが、ここの通行口は、あの大きな扉1個だけ
逃げられるわけが無い

警察の方に、目を向けていると、突然体がふわっと浮く

『え』

見れば、さとみくんが私をお姫様抱っこしていた

「ごめんね、早くしないと、Aちゃん、出血死で死んじゃう」

『え、そんな止血したはずじゃ』

「それでも安心できない」

と、さとみくんは私を抱えながら、走る
別に何ともない…と考えたが、事態は思ったより深刻で、今まで、命の危険を感じたことがなかったせいか、自分の容態が悪化してることに気づいた

『っ…!』

視線がグラッとした、走ってるからじゃない、完全に意識的に、脳が血が足りない、と叫んでいる気がする

「大丈夫か!?」

『じゃ…ない…』

気づけば、止血したはずの腕は、また、血が流れ始めた、それを初めとし、さっきの、狂気とも言える体験を脳が思い出し、冷や汗が出始めた

精神的にも肉体的にも、限界を感じた私

「やめろ!A寝るな!」

さとみくんはそう言うが、私のちっちゃな体は、そんな丈夫ではない、もう、どうにでもなれ、と気持ちを投げ出し、私の意識はシャットダウンした

自分の頬に、さとみくんの涙が落ちるのを最後に

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
遅くなりましたが!お気に入り400人突破、評価100人以上がして下さり本当にありがとうございます!
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兄の恋話→←どこまでも正当化



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あんな/ヨゾラ。(プロフ) - ベジタリアンマジ草。初めて見たとき吹きましたw センスの塊w (2020年6月16日 12時) (レス) id: 0fbbe5f873 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - 音兎さん» コメントありがとうございます!続編、祝って頂きありがとうございます!そうですね(暗黒微笑) (2019年12月27日 1時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
音兎 - 続編おめえぇぇぇ((殴 三葉マジでしばき倒したいわぁ(黒笑) (2019年12月16日 21時) (レス) id: 7e3a6520ef (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - わたぐもちゃん@推しが尊い連盟さん» コメントありがとうございます!全然、大歓迎です!とっても嬉しいです!今頃、どうしてますかねぇ( ¯▽¯ ) (2019年12月15日 21時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)
なつっと(プロフ) - りぃ@天使様さん» コメントありがとうございます!ぜんぜんいいですよ!捌いちゃってください! (2019年12月15日 21時) (レス) id: 69bcbf59b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつっと | 作成日時:2019年8月22日 2時

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