いちごたちと転校生2【すとぷり】

感じ悪い ページ26

あれから、ジェル先輩におぶられて、桜川総合病院に連れていかれた

私は常に保険証がないと心配人間なので、常備してあったのだ！
まぁ、そのまま、保険証出し、診察まで待って、診察を受けようと思ったら、まさかの

｢やぁ、さっきぶりだね？｣

と、白衣姿のさとみくんが､椅子に座っていた

『は？』

｢ここ俺の親がやってんのよ｣

『ああ、苗字桜川(さくらがわ)だもんね』

｢うん、俺桜川(さくらかわ)なんだよね｣

『対して変わんないでしょ』

｢雨宮をあめみやと呼ばれるのと一緒だよ？｣

『はい、すみませんでした』

いや、間違えやすい苗字がいけないんだよね､どっちでも読めるのがいけないんだよ
日本語って難しい…

『てか､先生は？さとみくんがやる訳じゃないでしょ？』

すると、奥のカーテンから白衣を着た、女性が現れれ、こちらへ来た、まぁ、顔はいいと思うけど、うちの保健室の先生には叶わないねー…

｢そうよ、おふざけはこの辺にしておきなさい？｣

と、さとみくんのほっぺをつつくと､さとみくんは嫌そうな顔をして、それを叩いて振り払い
椅子から立ち上がって、出口の方へ歩いていった

｢触んないでくんない｣

と､さとみくんは、女性の方を向いて睨んでいた、その後、私の方を向くと、いつもの笑顔で

｢またね｣

と、出ていった
お、おう、対応の差…
とりあえず、診察してもらおうと、その女性の方にむくと
私を睨んでいた
ヒェッ！私何かしました！？

｢あなた、随分さとみと親しそうね｣

『あ、えっと、同じ学校で…隣で仲良くさせてもらってて…』

｢ふーん、それじゃあ、診察始めましょう｣

自分から聞いてきたのになんだその態度
え、てかこいつの診察受けたくないんだけど…
チェンジ！チェンジ！チェンジ！
チェンジしたいです…



診察終わったぁ…
まじ、あいつ…私に恨みあるでしょ
レントゲン撮る時も強引にやってきたし、治療くっそ荒いし、私の話聞いてる時の態度ほんとに悪いし
クビだー！こんなの！

てか、あのね､私ジェル先輩なしだと帰れないんだけど…なんでジェル先輩いないわけ？

｢あんた、とっとと行きなさいよ｣

『いや、あの1人じゃあ、歩けなくて…』

｢早く言いなさいよ｣

と、あいつはため息をついて､デスクトップの備え付きタブレットを操作している

『いや、言いましたけど』

うん、私事情を説明する時に、1人じゃあ、歩けないって言ったんだけどね…？

車椅子→←緑色の瞳

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