いちごたちと転校生【stpr】

お部屋にジェルくん ページ22

あの後、部屋につき、ジェル先輩はずかずかと私の部屋に入っていき、程よい空間があるところに、座った
そして一言

｢真っピンクやん｣

そう、私の部屋､ピンク色なんです…
昔のことはあまり覚えてないけど、何を買うにもピンクを選んでいたような気がする

『いいじゃん､好きなんだもん』

｢えー、気持ち悪くなったりせぇへんの…？｣

『失礼だなー、なりません』

ピンクもいい色だとは思うんだけどなー…
いや、そんなことよりも

『というか、なんで、私の家にいた挙句、私の部屋に入ったんですか』

｢あー…えっとなー､実は悩みがあってな…｣

悩み…？あって、1日も経ってない人に悩みの相談するか？普通…

『なんの悩みですか』

｢実はな、ストーカーにあってんねん…｣

『ストーカー…？』

｢同じクラスの女子なんやけど、登下校とか、学校にいる時ずっと着いてきて、こっち見てくんねん｣

『うわぁ…』

｢やめてって言っても、ついてきて、ほんと困ってるんよ｣

『先生には…？』

｢言っても、対処してくれん｣

うわぁ、この学校の先生もクソかよ
ほんと、役に立たない先生は、先生じゃないと思ってるから

｢でなー、1つ提案なんだけど…ちょっと恋人のフリしてくれへん？｣

『え、私？』

｢そうそう｣

『いやいや、他の人の方がいいんじゃ…』

｢いやぁー、Aちゃんにしか頼めないんよ、桜には頼めんし、他に仲良い女子いないし｣

桜…また出てきたな…名前的に女子だとは思うけど、こいつらとどういう関係なんだ？
てか、こんなイケメンなら彼女のフリしてくれる女の子の1人や２人くらいいるやろ…
まぁ、とにかく桜について聞いてみよう

『あの、桜って誰ですか？』

｢えー、秘密？｣

『桜って人のこと、教えてくれたら、その件引き受けてあげますけど』

perfect､これが模範解答やな
これは、ジェル先輩的に教えなくてはならないはず！

｢それは、ずるいって…｣

ほらな、これであの、くそ生意気なころんって言うやつと、仲良くなれる方法を見つけ出せるかもしれない､１回あいつはぶちのめさないといけないからね

｢分かった、いいよ、教える｣

Win！WINNER！
勝ちました！ありがとうございます！

『はい、早く教えて、事細かに早く！』

｢分かった！分かったから、その代わり恋人フリしてな？｣

『はい、分かったから、早く、』

｢分かってるんだよね…？｣

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