またもや置き去り ページ15
バ「諸君!!希望を取り戻したぞ!!」
その後インターセプター号の船員は全員捕まり、柱に括り付けられている。だが、ウィルの姿だけ見当たらない。
バ「おかえり。お嬢さん。あれだけもてなしてやったのに、このザマか。今度はお前がもてなす番だ。」
そう言い、エリザベスをブラックパール号の船員の方へ目掛けて突き飛ばす。
あとちょっとで船員の元へ行ってしまう。という所でAがキャッチする。
A「…大丈夫か?」
エ「えぇ。ありがとうA。」
「バルボッサ!!」
何処からか声が聞こえる。全員その声の方へと顔を向ける。
全員の視線の先にいたのは。ウィルだった。
ウィルはジャックから銃をひったくり。バルボッサへと向ける。
ウ「彼女を離せ!!」
バル「気は確かか?弾はあとたった1発。それでどうやって戦う?」
ジ「馬鹿な真似をするな!!」
するとウィルは銃を自分の首へと向ける。
ウ「お前を殺せなくても、僕は死ねる。」
ジャックは必死に誤魔化そうとするが、もう遅い。
バ「名前は?」
ウ「ウィル・ターナー。靴紐のビルの一人息子だ。」
ウ「僕の言う通りにしないと海の藻屑となって消えてやる。」
バ「条件を言いたまえ。ターナーくん。」
ウ「彼女を解放しろ!!」
バ「それはもう聞いたさ。他には?」
流石にこれにはAも呆れる。相手はあのバルボッサだ。そう簡単に行く訳がない。
ウ「あとインターセプター号の船員に危害を加えるな!!」
バ「わかった。約束しよう。だからその銃を捨てたまえ。」
ウィルが銃を捨てた途端、ブラックパール号の船員がウィルの両腕を拘束する。
A「…(やっぱりねぇ。)」
現在、エリザベスは板の上に乗らされている。そして板の下は海。
そう。これから海に落とされるのだ。
ウ「騙したな!!彼女を自由にすると約束したじゃないか!!」
バ「自由にしろとは言ったが。いつ、どこでと指定しなかったのはお前だ。」
そして、バルボッサはエリザベスにドレスを脱がせ、海へと落とした。
次はジャックの番だ。
バ「覚えてるか?前の航海の時お前を置き去りにした島だ。この前奇跡の脱出を遂げたんだ。今回もできるんじゃないのか?」
ジ「前回は弾1発くれただろう。それで今回は2人2発くれよ。」
だが、その願いは通らす。前回と同じ一丁と弾1発だけだった。
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作者名:エビチリ | 作成日時:2023年2月17日 22時