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入学して1ヶ月
なぜかお昼休みは彼と一緒にいるのが当たり前になってしまった
玲於「今日、もう授業終わりだから良かったねえ」
貴女「私、バイトだから行くね」
玲於「夕方からでしょ？それまでぶらぶらしよ」
貴女「しない」
玲於「する」
貴女「しない」
玲於「する」
奏「何をするの？」
貴女「あ…」
奏「全然音楽室来ないんだもん。君のピアノ聴きたかったのに」
玲於「誰？」
奏「君こそ誰？」
玲於「なんか…」
奏「気に食わない…」
玲於「思ってること一緒っすね、先輩」
奏「そうだね、後輩くん」
なんの話してんの？
奏「よく俺が先輩だって分かったね。ネクタイないのに」
玲於「俺、勘が鋭いんで」
奏「なんだそりゃ」
玲於「それより、Aちゃん行こ…って、いないし！」
奏「君のせいだからね！」
玲於「あんただろ！」
。
。
なんだったの、あの2人
家に帰る道を歩いていると
玲於「もー、置いていかないでよ」
貴女「楽しそうだったから」
玲於「どこが？！」
貴女「ねぇ」
玲於「なに？」
貴女「ここ1ヶ月特に何も話してないじゃん」
玲於「そうだね？」
貴女「楽しくないでしょ」
玲於「まあ、楽しいか楽しくないかで言ったら楽しくはないよね」
貴女「だったら、ほっといてよ」
玲於「んー、でもAちゃんといたら落ち着くからなあ。変に気を使わなくていいからさ」
貴女「そう」
玲於「ん！」
なんでこんなにニコニコ笑ってられるんだろ
母「A？」
ビクッ
母「何してるの？」
貴女「…帰ってるだけ」
母「男の子と？」
貴女「家が近くだから」
玲於「こんにちは」
お母さんは彼の言葉を無視し、私の方に向かってきた
パシンッ
玲於「え…」
母「男の子と仲良くする暇があるなら、ピアノのレッスンをしなさい！」
貴女「…分かってるよ」
玲於「Aちゃん…」
母「あなたも、娘には関わらないで」
貴女「……じゃあ、さよなら」
玲於「はあ？さよならって」
お母さんに反論したら何をされるか分からない
お母さんと一緒に彼に背を向けて歩き出した
やっぱり、私が誰かと関わるなんてダメなんだ
でも…
一瞬だけ彼の方を見た
彼といるといろんなことを忘れることができた
もう一度背を向けた
貴女「え…」
グッと手を引かれた
玲於「……」
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佐野冬美(プロフ) - 美紀さん» いつもコメントありがとうございます！まだまだ暑さ続いてますね(汗)お互い気をつけていきましょう！！ (2019年9月3日 21時) (
レス) id: b1af427d4d (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です最近暑いけど熱中症に気を付けてくださいね (2019年9月3日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐野冬美
| 作成日時：2019年8月30日 22時
