声が出ない君へ −佐野玲於−

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−律 side−


律「……」



玲於「……」



小町「…ん」



律「あ！小町ちゃん、大丈夫！？」



小町「あ、れ、私…」



俺と玲於が帰っていると、途中で倒れている小町ちゃんを発見した



律「寝不足だったみたいだけど」



小町「することがたくさんあったので…」



全然目合わせてくれない



玲於「あのさ」



小町「はい？」



玲於「ここまで運んだの律だから。ずっと心配してたよ。こいつ」



小町「…ありがとうございます」



玲於「あともう一つ。なんか誤解してるみたいだけど、律と一緒にいた女俺の奥さんだから」



小町「え？」



玲於「そういうことで、あとは2人で話しな」



律「おい、玲於！」



玲於「あの人のこと好きなんでしょ？本気出せよ、バカ律」



律「お前のことも好きだ」



玲於「はいはい、じゃあな」



俺って、めちゃくちゃいい親友持ったよな


まじでありがとう、玲於



律「あの、小町ちゃん」



小町「ご、ごごごごめんなさい！」



律「へ？」



小町「勘違いしてました！どうお詫びしたらいいのか」



律「俺、本気で小町ちゃんのこと好きだよ」



小町「わ、私、まだ全然経験なくて何も分かんないです」



振られんのかな、これ



小町「だから、その、私にいろいろ教えてください！」



律「…それって、付き合ってくれるの？」



小町「えっと…お友達から始めていただければ」



律「友達…」



小町「あ！いやでも！こうやって、知りたいって思ったのは、あなたが初めてです！」



律「うん！教えてあげる！って言い方上からかもだけど」



小町「よろしくお願いします！」



この2ヶ月後

改めて小町ちゃんに告白をすると


OKをもらえた



玲於！俺にも幸せが舞い降りたぜ！


玲於とAちゃんに負けないくらい幸せになってやるからな！

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