飛行術の授業で ページ18
今日は一時間目から2クラス合同で飛行術の授業
今はバルガス先生の号令のもの、グラウンド五周をアップとして走っていた
まぁ僕は先生の横で突っ立ってるだけだが
僕は目が見えないから走ったりすることは出来ない
いや、出来るんだけど危ないという事で大抵見学か先生の手伝いをしている
運動が苦手な子なんかは地面に膝をついたりしてるものの、なんとかアップが終わりメインである飛行術になった
個々でノルマをこなせれば後は自由に飛び回れるという事で、飛行術がある程度出来る人達はパパッと先生にノルマのラインを超えてみせ、さっきの地獄絵図が嘘のように空を飛んで楽しそうにしている
という僕も先生に言われたノルマをこなして、みんなにぶつからないようにプカプカほうきに乗って浮いていた
ちなみにリドルくんは横で教科書片手にほうきに乗っている。どうやらさっきの授業で納得出来ない部分があったらしく、教科書と睨めっこしてるらしい
よくやるなぁと思いながら浮いてると、レイナー！とバルガス先生が呼ぶ声が聞こえたのでリドルくんに一言伝えてほうきに乗ったまま向かう
『どうしました先生』
「すまんが、一度職員室に行かなくてはならなくてな、アーシェングロットの事を見ていてくれないか？」
アーシェングロットとは？先生の横にうっすら浮いてる人の事だろうか
『別に大丈夫ですが、一体何故__』
「本当か！じゃあ頼んだぞ！」
僕の言葉を最後まで聞かずにバルガス先生は走り去っていった
『えぇ...』
僕に、どうしろと...てかなんで僕？
とりあえず見てろってことはそれだけ心配ってことなんだろう。なんせ乗りこなせる人は見る必要がないと判断される
この人は魔力は大きいのに苦手なんだと思いながらそっと話しかける
『えぇっと、バルガス先生が来るまではここにいるね？』
「あまり話しかけないで貰えますか？集中が切れてしまう」
『あ、ごめん...？』
か、絡みにくい子だ〜先生早く！
そう願いながらも言われた通りに見ていると、一応頑張っているようで力を入れて必死に浮こうと飛び跳ねていた...飛べても数十センチ程だけど
...ずっと見てて思ったけど、もしかしてこの人
『飛ぶのが怖い？』
「別に！？怖くなんてないですけど！？」
おっと、口に出てしまったらしい
口に手を持っていくと、なんですかその反応は！と怒られてしまった
うん、これは僕が悪かった。ごめんね
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カイルマ(プロフ) - ゆきなさん» 分かります！！盲目キャラの魅力の一つだと思うんですよそこ！！レイナーくん、自分が書いてるのに「この子...かっこよ」と思わず思ってしまいますw (2020年7月10日 14時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 音で世界をみるってなんかカッコいいですね (2020年7月10日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
カイルマ(プロフ) - ゆきるさん» ありがとうございます！！！これからもそう言ってもらえるように頑張らなければｯ！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年7月9日 7時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきる - 面白いです！続き楽しみにしてます(*´艸`) (2020年7月9日 3時) (レス) id: e9be53e65b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年6月22日 0時
