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勉強会 ページ27

「レオナさんやらないんスか?」

「やるわけねぇ」

「でも、レオナさんもあの二人に迷惑かけましたよね?」


その言葉にピクッと耳が揺れる


「ジャックくんは自分のユニーク魔法を使ってまでレオナさんを助けようとしてましたし、チタくんに至っては首を持たれて...かなり苦しそうだったなぁ」


ラギー先輩の言葉にレオナ先輩の体がフルフルと震える

もしかしてラギー先輩...一人が嫌だからレオナ先輩を巻き込もうとしてるのか?死なら諸共!!ってきなノリで


「それなのに何も無かったかのように接してくれて、ほんと申し訳ないというかなんというか_」


すると急にガバッと起き上がったレオナ先輩が「やればいいんだろやれば」となげやりになりながら言うとラギー先輩は楽しそうにシシッと笑った

ダルそうに首の後ろをかきながら俺の隣にドカッと座ると「狭ぇ」と言われたので少し横にズレる

机に頬杖をつき凄く不愉快そうだが、教えてくれる意思はあるそうで、俺のノートを横目でジッと見つめて今どこの範囲をやっているのか確認してくれた

その様子を見てラギー先輩はクスクス笑いながらジャックの横に座った


「それじゃあ今日は二人の先生としてやってあげるッスよ。最初で最後の貴重な時間ッスからね」

「チッ...さっさと終わらすぞ」

『「は、はい!」』


その後、ひたすら解いては分からない所は質問しという事を繰り返した


その中でレオナ先輩の教え方がめちゃくちゃ分かりやすいという事実が判明し、最初は教えるだけのつもりだったラギー先輩も自分のノートを持ってきて教えてもらうという事態になり、勉強会終わりのレオナ先輩の機嫌が悪くなったのは言うまでもない

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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか!!!ありがとうございます!!私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです!!これからもよろしくお願いします!!!! (2020年6月22日 16時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです!更新頑張ってください、楽しみにしてます!! (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カイルマ | 作成日時:2020年4月26日 4時

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