勉強会 ページ24
もうすぐで期末テスト
という事で、俺はジャックと一緒に寮の談話室にてテスト勉強をしていた
にしても、やっぱりジャックとの勉強は捗るなぁ
無駄話はしないし、相手が真面目にやってるとこっちまでやる気が出るし、それに分からない問題を質問し合える友って大切だと身にしみてわかるよ
まぁ分からない時は初めは教科書を見るけど、大抵はジャックに聞いて解決することが多いんだよね
っていう訳で、しばらく教科書と睨み合っていたものの結局ジャックに声をかけた
『ねぇジャック』
「何だ？」
『これ分かる？』
ノートをジャックに向けて指さすと、ジャックの眉間にシワが寄って行った
「...分かんねぇ」
『ジャックもかぁ...これ教科書見ても意味分からなくてさ』
「少し貸してくれ」
言われた通りにノートを渡すとスっと抜き取られ、ジャックとノートの睨めっこが始まった
一時間位はやったしちょっと休憩っと床に寝転がり、談話室にある水場をボーッと眺めた
すると誰かが談話室に入ってくる足音がして、何となく目を向けるとそこにはラギー先輩とその後ろに眠そうなレオナ先輩がいた
「あれ、チタくんにジャックくんじゃないスか」
『どうもッス』
「ラギー先輩！！ちわッス！！レオナ先輩も！！」
レオナ先輩はついでかよ...
マジフトの一件以来、ジャックはラギー先輩をめちゃくちゃ慕うようになった
毎朝門でラギー先輩が来るまで俺は中には入らねぇ！とか言って俺が荷物を運んで授業の用意をしてやる羽目になったり、俺に荷物を預けて急に走り出したと思えばラギー先輩の荷物持ちを名乗り出たり...
と、こんな感じでラギー先輩好き好き大好き状態なのである
一応言っておくが、彼はレオナ先輩の事も尊敬してはいる。ただレオナ先輩＜ラギー先輩ってだけだ
別に慕うのはいいと思うけど、四六時中傍で警護しだすのはどうかと俺は思うよ
という訳で、その慕っているラギー先輩の登場によりブンブンと激しく揺れるしっぽを暖かい目で見ているとラギー先輩がノートを覗き込んできた
「まさかテスト勉強してるんスか？こんな昼間っから真面目ッスね〜」
『ジャックとやると捗るんですよ』
「先輩方もどうッスか？」
「んなもんいらねぇよ」
欠伸をしながらダルそうに言うレオナ先輩にラギー先輩がため息をつく
「これでも毎回高得点とるんッスよね...これだから天才は...」
呆れと嫉妬が半々の割合で込められた言葉にお疲れ様ですと言ってしまった
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか！！！ありがとうございます！！私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！！！ (2020年6月22日 16時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年4月26日 4時
