無邪気な天使 ページ22
結局俺らサバナクロー寮はエキシビションマッチとトーナメントの二つに出ることになり、さらには宣言通りにディスクではなく俺達本体を狙ってきたことからボロボロに、優勝したのは去年と同じくディアソムニア寮だった
そして途中にユウくんの頭にグリムが放ったディスクが当たって気絶するという事故もあったがなんとか閉会式も終わり、今は保健室にて身体を休めているところだった
と言っても、俺自身は喉が乾いたので水を購買まで買いに行っているのだが
無事に買うことができ保健室に向かっていると、曲がり角の所で何かが足にぶつかってきた
視線を下げるとライオンの獣人の子供が俺にぶつかった衝撃で尻もちをついていた
『悪い。怪我はないか？』
「うん！僕もごめんなさい...」
しっかりと謝罪も出来るなんて教育がしっかりしているなとほっこりしながら抱き起こした
『君、名前は？』
「僕はね、チェカって言うの！お兄ちゃんは？」
『お兄ちゃんはねチタっていうんだよ。よろしくね』
そう言って笑ってやるとうん！と嬉しそうに笑い返してきた
あぁ〜天使
『それで、どうしてここに？』
ここは学園内、もしかしたらマジカルシフト大会の観客として来ていた子が迷子になったかもしれないと心配になり、聞いてみた
「あのね、おじたんを探してるの！」
『おじたん？』
おじたん...叔父さんって事か
やっぱり観客として来ていたっぽいな
叔父さんは多分保護者だろうしこれだけ懐いているのだから、その人も心配しているだろう
『そっか、じゃあお兄ちゃんと一緒におじさんを探そっか』
「うん！」
きっと俺が歩いた方が早いだろうと抱き上げると嬉しそうにキャッキャと笑ったので少しほっとする
この子、人見知りしないなぁ...俺の子供の頃とは大違いだ
『じゃあまずは、おじさんってどんな見た目してるの？』
そう問いかけるとキラキラした顔ですっごくカッコイイんだよ！と言った
「おじたんはね、すっごく強いしカッコイイの！今日のおじたんの試合もかっこよかった！」
...ん？
『おじさんって今日試合に出てたの？』
「うん！」
え、って事は学生か...
...ライオンの獣人でここの生徒、個人的には一人しか思い当たらないけど...
『ねぇねぇチェカくん』
「なぁに？」
『もしかしておじさんって、レオナっていう名前だったりする？』
「おじたんの事知ってるの！？」
あ、マジかぁ...
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか！！！ありがとうございます！！私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！！！ (2020年6月22日 16時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年4月26日 4時
