綺麗な笑顔 ページ21
まぁ何やかんやでサバナクロー寮も大会に出られる事となり、選手入場の為に会場へ向かう事に
レオナ先輩も立ち上がろうとしたが、どうやら傷が痛むようで呻きながらもう一度座り込んだ
そこにラギー先輩が近づきレオナ先輩と視線を合わせる
「オレ、アンタの事許したわけじゃねぇからな」
「あァ、そうかよ」
「でも...何でッスかね。そんな風に情けない顔したアンタは見たくねーなって思っちゃうんスよね」
フッと弱く笑ったラギー先輩はいつもみたいにふんぞり返っていた方がお似合いだといい、悪い顔をして笑った
「こんな風に!そら、"
ラギー先輩がユニーク魔法を使うと、レオナ先輩が見た事ない綺麗な笑顔を浮かべた
レオナ先輩がどれだけ止めろと訴えても、ラギー先輩は一度やってみたかったんスととても楽しそうで止める気配がない
この人達は...楽しそうですね
思わずフッと小さく笑いが零れてしまう
ジャックも笑っていたようでユウくんにからかわれて照れていた
別に笑うくらい照れなくてもいいのに...
ジャックがユウくん達にお礼を言っていたので、俺も便乗する
これからは大会へと意識を切り替え敵同士となるという宣言を受けて少しワクワクとした心地になる
なるべく争いは避けたいけど、全力で戦うのは嫌いじゃないからね
綺麗に一纏めになるかと思いきや、グリムから事件を解決したから自分達も試合に出させろ!と言いだした
『確かに...そういう約束だって言っていたっけ』
学園長はまさか本当に事件を解決するとは思っていなかったようで、既にトーナメントを組んでしまったと頭を悩ませていた
「そうだ!エキシビションマッチで特別参加枠というのはいかがです?」
学園長の提案にグリムは満足したようでウキウキと機嫌を良くした
「でも、マジフトは七人必要なんじゃ...」
ユウくんの言葉にグリムが衝撃を受けた表情を浮かべるも、即座にエースくんとデュースくんが手を上げた
他の寮のチームに入っちゃいけませんっていうルールはないからと既にやる気は満々だった
「対戦相手がいないなら、俺達サバナクローが相手になるぜ」
その言葉に驚くも、恩もあるしまぁいっかと少し遠い目をした
「なーんだ。お前案外良い奴じゃん」
「か、勘違いすんじゃねぇ。借りをさっさとチャラにしちまいたいだけだ!」
ここまで王道のツンデレっぷりに暖かい目で見てしまうのは仕方の無いことだと俺は思う
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか!!!ありがとうございます!!私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです!!これからもよろしくお願いします!!!! (2020年6月22日 16時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです!更新頑張ってください、楽しみにしてます!! (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カイルマ | 作成日時:2020年4月26日 4時