レオナの暴走 ページ19
睨み合いが続く中、次に発言したのはディアソムニアのリリア先輩だった
「お主のような男には、王冠よりその首輪が似合いじゃ。サバンナの王者のライオンが聞いて呆れるわ」
その言葉にレオナ先輩が反応する
リリア先輩はその後も容赦なくレオナ先輩の劣ってる、欠けているものを上げていく
「たとえマレウスを倒したとて、その腐った心根を捨てぬ限り...お主は真の王にはなれんだろうよ！」
この言葉をきっかけとしてか、今までの溜まってきていたのが爆発したのか、レオナ先輩が狂ったように笑いだした
「アァ、そうだな。そうだろうとも。お前の言う通りだ...はははは！」
___俺は王にはなれない...どれだけ努力しようがなァ...！___
その言葉の後、レオナ先輩の魔力が急激に高まっていく
しかしリリア先輩が言うにはこれは魔力ではなく負のエネルギーらしい
負のエネルギーがあまり理解出来ずどういう事か考えているとケイト先輩が伏せろ！と叫んだのでまだ動きが鈍いラギー先輩に覆い被さる形で伏せる
横目で見ていると、リドル先輩の首輪がふきとばされたらしく、さっきまであった首輪が消えていた
__俺は生まれた時から忌み嫌われ、居場所も未来もなく生きてきた__
__どんなに努力しても、絶対に報われる事はない__
「その苦痛が、絶望が...お前らに分かるかぁアアアアアッ！！」
そうレオナ先輩が叫ぶ
すると、先輩の身体からでかい影と共に先輩自身の姿も変わった
「あれは...ブロットの化身！」
「アイツ、リドルみてぇに闇堕ちバーサーカー状態になっちまったのか！？」
デュースくん達の言葉を耳に入れながらも、レオナ先輩から目が離せなかった
何だあの姿...後ろの影は何だ？
よく見ると、魔法石が黒く染まっているようにも見える
もしかして、これがオーバーブロットってやつか？
何をするでもなくただ見つめていると、ラギー先輩が俺を押してゆっくりと起き上がった
『ちょ、大丈夫ですか？』
「こんくらい、へっちゃらッスよ」
苦しそうにヘラッと笑うとレオナ先輩に向き合った
「よく分からねぇが、レオナ先輩をぶん殴って正気に戻せばいいんだな？」
「オ、オレも、手伝うッス...あそこまで言われて寝てられるかってんだ...」
『俺も微量ながら援護します』
ラギー先輩がそう言いながらもフラフラしているのを横から支える
ジャックもやるのに俺だけ逃げるなんて出来ない！
「全員明日の朝日は拝めないと思え！」
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか！！！ありがとうございます！！私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！！！ (2020年6月22日 16時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年4月26日 4時
