レオナの暴走 ページ18
ユニーク魔法を唱え、自分の足の速さを最大までアップさせて踏み出す
すると、一瞬でレオナ先輩の側まで来ることが出来た
「お前、どうやって...」
『ラギー先輩から、離れろォ！』
レオナ先輩を無視して叫びながら回し蹴りを繰り出すと流石に驚いたのか数歩後ろに下がった
当てることは出来なかったが、これでラギー先輩は助けられる
蹲っているラギー先輩を運ぼうと手を伸ばした時、ガッと後ろから首を掴まれ、上に少し持ち上げられた
「ハッ、そんな小細工が俺に通用するとでも思ったのか？」
ググッと手に力が込められる度に首の後ろから乾いていく感じがする
否、実際ヒビ割れてきているのだろう
その証拠に段々と息がしずらくなっていき、ヒューヒューと細い息を吐き出す事しか出来ていない
試しにユニーク魔法を使って動きを遅くさせようとしてみるが、弾かれたのかレオナ先輩には効果がない
このままだと...やばい...！
「もうやめねぇか！"
焦ってもがいているとジャックの声が聞こえてきたと思った矢先、白い巨大な狼がレオナ先輩に突進した
その衝撃で手が離され地面に落ちるがすぐに立ち上がりラギー先輩を横抱きにしてみんなの元へ戻った
乾燥した影響で咳が止まらないが、俺よりも重症なラギー先輩に元々水分補給の為に持っていた水を渡す
『ラギー先輩、これ飲めます？』
「シシシッ、自分じゃなく、て、オレに、飲ませるなんて、馬鹿じゃないスか？」
『それだけ喋れるなら、大丈夫ですね』
キャップだけ開けてラギー先輩に押し付けると渋々受け取ってくれた
にしてもジャックのユニーク魔法が狼になる事だったなんて
一度抱きついてみたいな...頼めばやってくれるかな？
俺がそんな思考をしている間に隙を見てリドル先輩がユニーク魔法でレオナ先輩の魔法を封じてくれたようで、レオナ先輩の首にはハートの首輪がはめられていた
おかげで干ばつは止まり、その間にけが人を避難させようと動き出す人もいた
「チタ！大丈夫か！？」
『平気、ｹﾎｯ、少し、咳が出るだけ』
デュースくんが駆け寄って来るのを手で制してレオナ先輩を見る
そこではジャックがレオナ先輩に訴えている所だった
ずっと憧れていたのにと訴えるジャックにレオナ先輩は勝手に夢見るんじゃねぇと返す
リドル先輩も謹慎部屋にて少し頭を冷やせと言う
その言葉にお前らには何が分かる？と小さく呟くのが聞こえた
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか！！！ありがとうございます！！私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！！！ (2020年6月22日 16時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年4月26日 4時
