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早く、早くスタッフ呼びに来い。じゃなければおれの告白がどうか最後でありますように。
そう心の中で一生懸命願っていたのも虚しく、おれの番はやってきて。
前のめりになるメンバーに背を向けて１人座っていたおれに、冒頭の不協和音が届いた。
「ぎゃー！俺達のいのちゃんがー！」とか
「伊野尾、お前、本当にすっげえな！」とか。
色々言われて騒がしくなった中で、何故だか１人だけじっとおれを見つめる奴がいて。
見つめ返すと、そいつはにこっと笑って、そのまま何か話し出そうと口が動き出そうとした時に楽屋のドアがノックされた。
「Hey!Say!JUMPさーん、出番です、お願いしまーす！」
おっそいよ！あと５分早く来てよ！！お陰で変なもんメンバーに見られちゃったじゃねーか！
心の中で愚痴ってる内に皆は楽屋を出ていってしまったみたい。
「いのーちゃーん、置いてくよーー！」
そう声を掛けられ、ハッとして動き出した時には、楽屋にはおれ以外に１人しか居なかった。
律儀に声を掛けてくれて、今も楽屋のドアの前でおれを待ってくれているのはさっき何かを話そうとしていた奴・山田で。
「ごめんごめん、ありがとね」
なんて適当に謝りながらおれもドアの方へ行くと、さっきみたいに、山田の綺麗な瞳が真っ直ぐおれを見つめるてくるから、痺れを切らして自分から声を掛けた。
「ん？なに？」
「いや、伊野尾ちゃんのポジションも色々大変そうだなぁと思って。」
聞こえてきたのは、冗談めかした労りの言葉。
「そーなのー。女の子どころかおじ様達にもモテモテで大変よー」
なんてふざけながら返したら、またあの瞳がおれを見つめるからさすがに戸惑ってしまった。
おれを、と言うか、正解にはおれの唇を、だけど。
「山田？」
「‥いや、なんかさ、あんなにモテそうな人達をメロメロにする伊野尾ちゃんの唇って、どんだけ凄いんだろうと思って。」
「え、なに山田もおれとキスしたいの？別にいいけどおれの唇超高いよー？」
そんな風に、また、冗談のつもりで返したのに。
「うん、してみたいかも。」
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けーまま(プロフ) - お魚林檎さんの書くやまいのがすごく好きです。 (2019年8月21日 12時) (
レス) id: ec2812ad48 (このIDを非表示/違反報告)
はっぱっぱ(プロフ) - コメント失礼します！お魚林檎様のお話めちゃくちゃ好きです！長くなってもいいので続き読みたいです(>_<) (2018年11月8日 16時) (レス) id: e47f1458b3 (このIDを非表示/違反報告)
お魚林檎(プロフ) - しゅみんさん» しゅみん様、お久しぶりですー！いつもいつもコメント頂きありがとうございます！本当に更新せずに申し訳ないです。これから少しずつでも頑張っていこうと思ってますので、またよろしくおねがいします(^-^) (2018年11月8日 15時) (レス) id: d578971ad8 (このIDを非表示/違反報告)
お魚林檎(プロフ) - りょうかさん» りょうか様、初めてまして！コメントありがとうございます！夢を見てるのかと思わせてしまう程に更新が止まっていて本当にすみませんでした‥こんな駄文をずっと読んでいてくださり感謝してます！これからもどうか何卒！よろしくおねがいしますm(__)m (2018年11月8日 15時) (レス) id: d578971ad8 (このIDを非表示/違反報告)
しゅみん(プロフ) - お久しぶりです！！更新の通知でなんだろう、と思って占ツクきたらお魚林檎さんで本当に嬉しかったです(*^^*)過去のお話を読み返したりしてずっとお待ちしてました！新しいお話も続きが気になるところで…楽しみにしてますね★ (2018年11月5日 13時) (レス) id: 3becace49b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お魚林檎
| 作成日時：2017年10月2日 1時
