私を見て【冨岡義勇】

二十一 ページ20

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善「Aちゃぁ〜ん！！可愛いねぇ、今度一緒にお茶でもどう？？僕が奢ってあげるから甘味処にでも行こうか〜？？」






「……」







伊「うるっせぇよ紋逸！！てか、てめぇはさっさと俺と勝負しろ！！」







「……」






どうしてこうなった







あの後、診察している時に見た炭治郎という子が再び来て








私が『冨岡さんの継子』だとバレてしまった







…いや、隠している訳では無いんだけど








こんなことになるなら、バレたくなかった








話がしたいからと言われ、今、男の子3人と同じ部屋にいるんです







…とても…最悪な状態です








炭「…？？僕達が怖いですか？」






「えっ」






『この子から、恐怖の匂いがする』







…匂い？炭治郎は匂いに敏感なの？







「…い、いえ、平気です」







なんて、顔を逸らして言っても説得力がないのは知っている






それに、鼻が利くなら嘘もバレるだろう







…そういえば、先生の元師範も鼻が利くって言っていたな…







親子？







炭「俺、冨岡さんの弟弟子でして、お話を聞きたいと思っただけなんですが…」







炭治郎はあからさまに落ち込んだ顔をし、私は罪悪感で満たされる







「…あ、、えっと、、ごめー」





『炭治郎、この子めっちゃ今心臓早く動いてるよ正常じゃない』





「…し、心臓！？」







謝ろうと思ったが、驚きのあまり胸を抑えて善逸…という子を見てしまった








何この子…体内が見えるとでもいうの！？







善「………え？？Aちゃん、、俺の気持ち読めるの！？」







「……」






早く帰りたい






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