私を見て【冨岡義勇】

十一 ページ12

━━━━━━━━━━━━━━━


「…蘭」





鍛錬を終え、うとうとしていると、私の鎹烏である蘭が膝の上へ乗ってきた






蘭「Aガ心配デ様子ヲ見二来タ。…気晴ラシニ散歩デモシヨウ」







「散歩？」






今はちょうど正午を回ったところ







お腹も空いたし、、どこかで昼食をとろう








私はそう思い、蘭の意見に賛した





・・





…お蕎麦食べたいな…でもうどんもいいかも






なんて繁華街を右往左往してしまう






し「あら？Aさん？」






無我夢中にお店選びをしていると、肩を叩かれた






「…しのぶさん！」





振り向くと、とっても美人なしのぶさんと、もう1人の柱の方がいた






…確か…不死川さん…だっただろうか






し「お昼時ですもんね。よかったら一緒にどうですか？」






「…えっ」






私はぶわっと冷や汗が出た







しのぶさんのみだったらいいが、、そこの人は少し







『誰だこいつァ』





ほら……怖いです







私はにっこり笑うしのぶさんを見る






「…是…非」







あれ、、なんで私断れなかったんだろう






美人って恐ろしいな…






━━━━━━━━━━━━━━━

十二→←十

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す