バーコード ページ21
真冬side
夜中のスーパー。
閉店時間はもうとっくに過ぎていて、店員さんも誰もいなくて、真っ暗闇に僕一人が震える。
数年ここにいるけど、この暗さへの恐怖心はずっと消えないまま。
ま「うぅ…怖いな…」
そう呟くと、真っ先にAとうらたさんの顔が頭に浮かぶ。
あー…早く明日の夕方にならないかな。…あまり迷惑ばかりかけられないけれど。
少し眉を下げて、一人苦笑いしていると、誰かの気配を感じた。
…誰だろ？もう閉店時間とっくに過ぎてるのに…。
…まあ僕のことは見えないだろうけどね…。
僕は気にせず、かがみこみ、腕に顔を埋める。
大丈夫、大丈夫…。怖くない。僕だって一応中身はあの二人と一緒くらいだし！男だし。
怖くない怖くない。
そう自分に言い聞かせつつも、肩が少し震えてしまう。
…弱っちいなあ、僕。情けない…。
結構大きめにため息をついていると、背後からガシッと肩を掴まれる。
それに反応してビクッと肩が跳ね上がり、条件反射でパッと後ろを見る。
ま「…だ…れ？」
僕の肩を掴んでいるのは、僕よりも小さい女の子だった。
僕と同じ白い髪の毛と赤い瞳。
女の子用の甚平を着ている。
その女の子は僕を見捉えて目を離そうとしない。
ま「…な、に？」
僕が問い掛けても表情一つ変えずにただただ僕を見つめる女の子。
ま「……っ」
怖くて怖くて、涙が零れ落ちそうになる。
それに気づき、肩をつかむ力をさっきよりもぐっと強くする女の子。
「…私は、相川美冬。真冬くん、君は絶対にここから出してあげないんだからぁ…！！！！」
鋭い目つきに変わる。今にも矢か何かが飛んで来そうな勢いだ。
ま「ど、ういう…？」
恐怖心を抑えながらそう聞く。
「さあ、どういう意味だろうねぇ？？」
愉快そうに笑い、その子はスッと消えた。
……。
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雛紗(プロフ) - 間に合っ…てないですねすみません、 (2020年2月29日 0時) (
レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - 朔夜さん» ひょわああありがとうございます！！！！ (2020年2月13日 23時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - おかえりなさい！ずっと待ってました！これからも楽しみにしています！ (2020年2月13日 22時) (レス) id: e3cb926ca0 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - Aliceさん» なんか天使が来たわ (2018年10月9日 22時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - *Momijiさん» ネット上ではね…笑 リアルの世界ではもうなんか要らんものみたいに扱われて辛いでござる…（コメ欄言うことじゃない←）なのでネットが生き甲斐なのでござる)^o^( (2018年9月11日 11時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
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