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真冬side


夕方。僕は店内のBGMに合わせて鼻歌を歌う。
…この曲も聴き飽きたもんだな。耳にタコができるほど聴いた。

あ、そろそろAさん来るかな…?もう夕方だし。
あれ、呼び捨てでいいんだっけ?

僕はザッと身だしなみを整える。特に意味はないけど。
今日は浦田渉さん?って人も来るのかな??
僕の声、聞こえるみたいだし仲良くしたいな…!

少しワクワクして、一人でふふふと笑っていると、こんな言い方していいのかわからないけど、1日の中でもあまり聞かない入り口の自動ドアの開く音がした。

あ、来たかな…!?


貴「たぬきも歩けば棒に当たる。たぬきの耳に念仏。」

渉「牛乳五本買お」


そんな声…というかちょっとおかしな二人の独り言が聞こえてきた。
あ、僕地獄耳だからさ。結構遠くの声も聞こえるんだ!


二人の声が近くなって来る。



も、もしかしなくても来てくれるのかな…??

そわそわする気持ちを抑えて、深呼吸する。


すーーはあーーーすーーはあーーー



貴「まーふゆっ。来たぞー」

深呼吸していると、後ろからこそっとそう聞こえた。


ま「わっ!A、さん!!」

嬉しさと驚きを混ぜたような声でそう言う。
あ、さん付けにしちゃった…笑

貴「さん付けしなくてもいいよー。あ、渉。こっちこっち。」

向こうに向かって手招きするAさ…A!(呼び捨てに慣れない)
すると昨日の茶髪に緑の目の男の子が来た。浦田さんだ。

貴「真冬はここに居る」

僕のいる位置を指差し、そう教えるA。

すると浦田さん?はこっちを向き、口を開く。



渉「えっと、俺、浦田渉。好きに呼んで。その…真冬?の姿は見えないけど、声は聞こえる。…俺も、色々協力するから、頼れよ?」

少しあたふたしていたけどはっきりそう言ってくれた。…すごくすごく嬉しいな!!

ま「あ、ありがとう、ございます!!本当に嬉しいです…!うらたさん!!…って呼んでもいいですか??」

そう言って、僕は自然と笑顔になる。

渉「おう!じゃあ俺はまふおって呼ぶ」

貴「ふっ」

僕たちの楽しげな会話に、少し笑みをこぼすA。




……僕、この二人の事が凄く大好きだ。
今、心を開ける存在だな。

そう心の中で感じて、また一つ笑みをこぼした。



ぐだぐだ…

某青い鳥さん
@hinasa_lisa46

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雛紗(プロフ) - 間に合っ…てないですねすみません、 (2020年2月29日 0時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - 朔夜さん» ひょわああありがとうございます!!!! (2020年2月13日 23時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - おかえりなさい!ずっと待ってました!これからも楽しみにしています! (2020年2月13日 22時) (レス) id: e3cb926ca0 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - Aliceさん» なんか天使が来たわ (2018年10月9日 22時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - *Momijiさん» ネット上ではね…笑 リアルの世界ではもうなんか要らんものみたいに扱われて辛いでござる…(コメ欄言うことじゃない←)なのでネットが生き甲斐なのでござる)^o^( (2018年9月11日 11時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雛紗 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年7月19日 23時

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