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私は水筒のお茶をがぼがぼ飲むフリをして、少し離れた距離から聞き耳を立てる。
結構大きな声で話しているから、普通に私の耳に届くのだ。

渉「せんぱーい、身長ってどうやったら伸びると思います?」

彼「お前げんこつ山のたぬきなんだろ?(自主規制)飲んで寝んねしたらいいんじゃね?」

渉「あ、確かに牛の(自主規制)飲んで寝んねしたら伸びそうっすね」

こんな会話も聞こえて来た。
…普通に牛乳って言えよおい。

心の中でツッコミながら水筒から口を離し、キャップをしめる。

てかいい加減部活始めないと。
顧問が爆弾と化して爆発してしまう。

貴「おーい、陸上部はそろそろ始めるよー」

私の声で、掛け声と共に準備運動を始める部員たち。


さてと。部活頑張ったらスーパー行こっ。

私は靴紐を固く結び、アキレス腱を伸ばす。
そうしていると、不意に後ろから肩をチョンチョンと突かれる。

貴「ん?」

後ろを振り返ると、にまにまとした彼方先輩が居た。

貴「ども。」

私はそう言ってかるーく頭を下げる。

彼「うわっ。冷たっ」

そう言って先輩はクククと笑う。

彼「ところでお前さー、いい加減気づいてやれよー。あいつの気持ち」

貴「…あいつ?誰の事?」

私が頭にはてなマークを浮かべてそう聞くと、先輩は目を見開く。

彼「うわあ、こりゃ相当の鈍感野郎だな笑 ま、色々頑張れよ。じゃあ俺はもう帰るから」

…?意味がわからないけど、まあいいや。

先輩を見送り、私は部活に集中して取り組んだ。





貴「マッチ一本火事の元!じゃが◯こ一本デブの元!」

渉「黙れゴミ」

いつものようにスーパーに行くために商店街を通る。
なんか色々キャラ崩壊。


さーてと、今日は晩御飯なにつくろっかなー。

渉「…今日晩飯作んの手伝ってやるよ」

貴「ああ、あんがと。…真冬待ってるだろうし、早く行こー」

私はそう言って渉の手を引く。
…あ、そういえば昨日「…お前さあ、普通にそうやって手引くのやめてくんない…?」って言ってたな。

私はそれを思い出し、すぐ手を離す。

あ、でもそのあと「手、別に離さなくても良かったのに」って言ってた。

……なんだか最近、わからないことだらけだな。




渉「ん、どうした?早く行くぞー」

そう言って私の前をズカズカと歩き出す渉。


…取り敢えず、今は早くスーパーに行かなきゃ。

私は渉の後をついて行った。

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雛紗(プロフ) - 間に合っ…てないですねすみません、 (2020年2月29日 0時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - 朔夜さん» ひょわああありがとうございます!!!! (2020年2月13日 23時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - おかえりなさい!ずっと待ってました!これからも楽しみにしています! (2020年2月13日 22時) (レス) id: e3cb926ca0 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - Aliceさん» なんか天使が来たわ (2018年10月9日 22時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - *Momijiさん» ネット上ではね…笑 リアルの世界ではもうなんか要らんものみたいに扱われて辛いでござる…(コメ欄言うことじゃない←)なのでネットが生き甲斐なのでござる)^o^( (2018年9月11日 11時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雛紗 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年7月19日 23時

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