貴女が死ぬ夢 ページ37
蓬side
教え処での授業中。
烏頭でさえ真面目に授業を受けている。
…しかし鬼灯は居眠りをしていた。机に顔を突っ伏してスヤスヤと眠っている。
先生「こら!起きんか」
先生の声に反応して、目をこすりながら顔を上げる鬼灯。
鬼灯「おや、眠ってしまっていましたか。」
鬼灯の目の下にクマが出来ていた。彼の白い肌には目立つものだった。
先生「この授業終わったら放課後だから後少しの我慢だ。」
鬼灯「…はい、すみません」
最近、こんな事がよくある。
あいつ、あんまり眠れてないのかな…
放課後。
烏頭「よっお前最近どうしたんだよ。居眠りばっかしてさー」
烏頭が鬼灯に声をかける。
蓬「あんまり眠れてないの?」
フウガ「クマすごいよ」
俺とフウガも声をかける。
鬼灯「心配かけてしまってすみません。ただの寝不足です。」
烏頭「試験勉強か?まだまだ先だぞ。それにお前、このあいだの試験満点だったし心配ないと思うけどなー」
鬼灯「ああいえ、試験勉強ではありません。私は大丈夫ですからお気になさらず。心配してくださってありがとうございます。では先に帰りますね。」
鬼灯は荷物をまとめて帰り道を歩いて行った。
烏頭「どうしたんだ、あいつ」
蓬「なんかそわそわ、というか落ち着かない感じだよね。」
フウガ「うん…僕、ちょっと聞いてみるよ。」
烏頭「おう、よろしくな」
そう言って俺たちも帰って行った。
フウガside
鬼灯くんの家の前。
フウガ「ほーずきくーん!お邪魔していい?」
する遠くから声が聞こえた。
鬼灯「ああ、フウガさんですか。どうぞ。」
声を確認し、僕は鬼灯くんの家に上がる。
鬼灯「どうしたんですか?あ、今日うちでご飯食べて行きます?」
フウガ「ううん、大丈夫だよ!今日先生の家でご馳走になるんだ♪鬼灯くんも来る?」
鬼灯「ではお邪魔しましょうかね。」
いい気分転換になるといいな!
…ところで先生ってご飯作れるのかな?←
フウガ「そういえばさ、鬼灯くん最近どうしたの?なんか最近落ち着かないみたいだけど。」
鬼灯「……実はですね、なんだか嫌な予感がするんですよ。」
フウガ「嫌な予感?」
鬼灯「はい。最近、よく同じ夢を見るんです。」
フウガ「…どんな夢?」
鬼灯「……」
鬼灯くんは黙り込んでしまった。
でもゆっくりと口を開いた。
鬼灯「…Aが…死ぬ夢。」
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茅 - 絵上手いですね! 書き方教えてほしいです、、、、。私、好きな人がいます。告るか悩んでて、、、。どうしたらいいですか? (2020年10月20日 11時) (レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
茅 - 謎の沈黙ターイム(バリトン)wwこれ、気に入りましたww (2020年10月20日 11時) (レス) id: bcdcf4ec06 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - もんじゃさん» コメントありがとうございます!え!本当ですか!?嬉しいです^^ありがとうございます! (2018年6月15日 19時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
もんじゃ(プロフ) - 絵めっちゃ上手ですね!! (2018年6月15日 17時) (レス) id: 84ebad2ff3 (このIDを非表示/違反報告)
メグル - 雛紗さん» 承知っすw (2018年6月13日 22時) (レス) id: 5915396e2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雛紗 | 作成日時:2018年4月9日 17時