Misunderstanding (ページ37)

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小瀧って

確かに昨日そう言うことはされたけど

きっとあいつ自信に

｢好き｣とか言う感情はなくて

軽い気持ちでしただけだろうな

少なくとも私の中では

そう言う事も平気で出来ちゃうイメージだし

桃｢ん゛ー.......なんか
高校生の恋愛見てるみたいでむず痒いですよ
Aさんももっとガツガツ行けばいいじゃないですか｣

｢無理無理、きっと今この状態もあと1ヶ月もすれば何も無かった感じになる気がするし
2人にはもっと可愛らしくて愛想のいい人がお似合いだよ｣

｢私なんて｣って言う言葉は嫌いだけど

無愛想で魅力的とは言えない人よりは

愛想が良くてキラキラしてる子の方が
相応しいと思う

桃｢そう言うところですよ！！もう！！
Aさん自分がどれだけ素敵な人か分かってないんですよ！！勿体ない！｣

｢いいですか！女の子って言うのは.......｣っと
暑く語り出す

それを｢はいっ｣と聞くことしか出来ない

うわぁ、熱入ってんなぁ
なんてどこか他人事

.

小｢あっ、Aやん｣

食堂から戻る途中
エレベーター前で声をかけられる

桃寧ちゃんは、飲み物を買いに行って
隣にいない

最悪のタイミング

小｢そんな、顔顰めんといてや｣

｢別に顰めてないし、
小瀧に会いたくなかっただけ｣

小｢小瀧に戻ってるやん｣

｢のんちゃんやろ？？｣っと距離を縮めながら
言われる

あんまり近づいてもらいたくない

目立つんだもん

ジロジロと目線を送るのは
ほかの部署の方々

ほら、言わんこっちゃない

｢もういいって｣

なんて特に何もしないまま
エレベーターのボタンを連打していると

ビョーンっとほっぺたをつままれ伸ばされる

小｢のーんーちゃーん｣

｢いひゃい、はなひて｣

小｢言わな昨日した事ここでもすんで｣

唇を尖らせ迫ってくる

やばいやばい。

こんなところで、しかも
人が見てる前でそんな事したらシャレにならん

｢のんちゃん！！｣

そう叫べば
満足そうに笑い出す

パッと手を離して

ポンポンっと頭を撫でる

小｢よくできました｣

｢.......ムカつく｣

小｢Aの扱いは慣れてるからなぁ｣

｢これは予測できないだろ｣

そう言って思いっきり
足に蹴りを入れる

｢痛ったｯ！！｣と叫ぶのんちゃんを
置いてちょうど来たエレベーターに乗った

ざまぁみろ。