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ニコッと笑い名刺を指す出す顔も

「よろしくお願いします」っと言う声も



全部私の知ってるものだった


どうやらドッペルゲンガーなんてものじゃないらしい









「それじゃあ、行きましょうか」




小「はい」







____









『ねぇ、ねぇ、あの人誰??
めっちゃカッコイイ』




『初めてみる人じゃない??
てかなんであの女が一緒に歩いてるわけ??』









コソコソ聞こえる会話に耳を塞ぎたくなる



原因はきっと私の後ろをついて歩く

彼だろう




あの頃となんにも変わらない

私は言われたことをやっただけなのに



文句を言われること


彼が周囲から注目の的になること




唯一変わったのは私の口の悪さかな





文句言うんだったら
お前が行けばいいだろ


なんて、どぎついことを考える









「この部屋の中で人事部の方がお待ちしてますので。」







小「あっ、はい。ありがとうございました」






ペコッとお辞儀をして

総合室へと入っていった







なんで今になって
4年越しに会うことになったんだろう


のんちゃんの顔を見ると思い出されるのは

あの日のこと。

どんなに彼が爽やかに笑おうと

私の中の、のんちゃんは不純な行為をしていた
ように感じてしまう









「.......はぁ」

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作者名: | 作成日時:2019年5月25日 18時

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