Misunderstanding (ページ23)

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本気ってなに

新人研修の時からって

ずっと好きやってんって

いきなりの事だらけで

頭はパンク寸前

逃げるようにデザイン部に帰ってきたものの

落ち着ける訳もなく

1人のオフィスで悶絶する

何を勘違いしてあんな事を言ってたのかは
よく理解が出来ないけど

どうやら｢ドッキリやで！！｣っといつもの様にウザイ顔をする様子でもなかった

｢どうすんの。。｣

バクバクと止まらない心臓をどうする事も出来なかった

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『美甘さんコピー』

『資料整理して置いといて』

『コーヒー入れてもらっていいかな』

次々に言われる雑用に

オフィス内をバタバタ移動する

いつもなら｢自分でやれよ｣っと思うところだが

お昼にあった出来事を思い出さなくて済むから

今日だけは大人しく聞き入れる

｢コピー100部.......｣

ピッピッとボタンを押して

同じテンポで出てくる紙をじーっと見つめる

『あっ、小瀧くんだっ』

さっきまでガミガミ雑用を言っていた

先輩が御機嫌な声でそう言う

振り返ってみれば昨日の夜ぶりに見るのんちゃんが

小｢営業部から資料持ってきたんですけど.......｣

『あっー！私貰うね！』

愛想よく笑う先輩を横目に

コピーを続けるわたし

そんな様子をじーっと見てくる