西 の 生 徒 会 。 2

85 生徒会？？ ページ40

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『ちょっと、丹架ってどいつ』







仁王立ちの3年生達が

朝から騒がしい1年のロッカー前で

そう聞いてくる



見た目的に派手で気が強そう

出来れば関わりたくないかな

なんて思うけど

その先輩が口にしてる名前は

正真正銘｢丹架｣なのだ


そうそういる苗字じゃないし

1年ともなると私しかいないはず




｢なんかしたかなぁ｣と不安に思いつつも

大人しく手をあげると



『来なさいよ』


っときつい口調で連れていかれる



怒ってんじゃんっ









｢最悪｣なんて心に思いながら
大人しくついて行くと


連れてこられたのは階段裏


もう、完全にドラマや漫画で見る
締められるやつやん







『なんでこんな所に連れてこられたか分かる？』



｢いや、よくわかんないです.......｣



『しらじらし。のぞむくんとりゅうせいくんの事に決まってんじゃん！！』




いきなり声を荒らげるから

ビクッと体が反応する



望と流星って.......


脳内にある原因っぽいものを

思い出していくと

｢あー、これっぽい｣なんてものがひとつ出てくる







『うちらさぁ、最近になって｢縁切ります｣みたいな事言われたわけ。』


『のぞむくん達がそんないきなり切るわけないと思ってたら、昨日あんたと手繋いで学校出ていくのみたの』






やっぱり。


ちんちくりんの私が目立つわけでもなく

こんなねちっこい事されるって事は

モテ男が関係してると思ったよ


この人達は望達の囲いやってた人？？

それとも遊び相手？？


どちらにせよ、不機嫌そうって事は

私のことをよく思ってないんだろうな



『なんとか言いなさいよ！
あんたがうちらと縁切るように仕向けたんでしょ？こっちはもう分かってんだから』



｢あー、、えっとそんな事言ってませんけど。
確かに仲良くはしてますけど
人間関係に口出し出来るようなたちばじゃないですし、｣




どう、あしらったら良いのかわからず

とりあえず本当の事を言う




それが気に食わなかったのか


パチンっと頬を打たれる


oh.......。



痛いとか言うより
断然驚きの方が大きい




『わかってるだろうけど
もうのぞむくんとりゅうせいくんに近づかないでね』


『あんたさえ居なくなれば2人だって私達の所に来てくれるんだから』




｢ふんっ｣なんて言って

階段裏を後にする








｢えー.......｣


近づかないでねって、、

どちらかと言うと近づいてくるのは向こうなんだけど.......

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