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保健室を出てすぐの廊下。
藤ヶ谷は大きな欠伸をひとつ。
北「眠いの?」
藤「あぁ、うん
北山居なくなってからずっと寝てなくて…」
藤「あ、そうだ。今日だけは北山、ウチ泊まりなよ。」
北「でもそれじゃあウチに電話が…」
藤「あぁ、何とかしとくよ。
北山が、ちゃんと親に言ってきた、って言えば、普通に泊めてくれるし。
荷物は?今どこ?」
北「ね、ネカフェ…」
…そっか、と一言。
北「なぁ、藤ヶ谷…」
北「なんで、保健室…来れたの?」
藤「あぁ、二階堂君っていう子がクラスまで来てさ。」
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二階堂side
北山先輩に放課後まで言うな、と伝えたのは、万が一の時に助けられるため。
そしてチャイムが鳴った途端、俺は保健室に向けて走り出した。
…だけどふと思った。
北山先輩が泣く理由…
あれは、誰か、ではないか、ということ。
北山先輩が学校に来る理由…
学校にいる誰かに会いに来てるからではないか、ということ。
そしたら俺が…
北山先輩の笑顔を取り戻さなきゃ行けないということ。
迷った。
今行った方がいいか。
誰かを探した方がいいか。
二「北山先輩…っ」
どうにか、助かっててください。
何も無いように、してください。
俺は走る方向を変えた。
向かうのは、3年の教室へと…
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なこ - こんにちは。この小説を読んだものです。藤ヶ谷くんと北山くんに没頭してしまいました。玉森くんと二階堂くんの三角関係がどうなるのか楽しみです!作者の人物構成がとても面白いですね〜!楽しみに待ってます!応援してます。 (2022年3月13日 10時) (レス) @page38 id: 794528905b (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです! (2021年8月24日 0時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです! (2019年11月17日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2019年1月5日 18時