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次の日。





俺は朝からバタバタと1年の教室を回っていた。





1年は俺の方をチラチラ確認している。





1年に聞こうかとも思ったが、流石にそんな勇気は無かった。






二「北山先輩?」





後ろから呼ばれて振り返る。






いた。






北「探したぞ二階堂!」






二「あ、はい!何か用でしたか?」







北「いや、あの伝えたいことがあって」





二「?」






北「昨日はありがとな」




二階堂に助けられたことは、沢山あった。




だから、いろんな意味を込めて頭を下げた。




二階堂は、えっ?!と焦ったように反応した。




そりゃあそうだろう。




傍から見れば、1年に頭下げてる3年なんて早々いないだろうし。






頭上げてください、と焦ったように言った二階堂。






二「良かったです、北山先輩元気そうで。」






北「ほんとに助かった」





二「これからもなんか困ったことあったら言ってくださいね!」





北「おう、分かった!



遅刻する前に早く戻れよ!



じゃあな!」






二階堂の真横を通り過ぎた。





その瞬間。






二「北山先輩!!」






と名前を呼ばれた。








俺も早めてた足を止めた。






二「…また、お話してくれますか?」





二階堂の悲しそうな目が俺を見つめる。







北「…当たり前だろっ!」








俺は振り返って歩き出した。








『また、お話してくれますか?』






…二階堂は、何を気にしてるんだろう。









首を捻りながらも、時計を確認してやばいと思って走り出した。









二「…必ず、ですよ(ボソッ)」







二階堂の悲しそうな声など、聞こえることも無く。

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なこ - こんにちは。この小説を読んだものです。藤ヶ谷くんと北山くんに没頭してしまいました。玉森くんと二階堂くんの三角関係がどうなるのか楽しみです!作者の人物構成がとても面白いですね〜!楽しみに待ってます!応援してます。 (2022年3月13日 10時) (レス) @page38 id: 794528905b (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです! (2021年8月24日 0時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです! (2019年11月17日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2019年1月5日 18時

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