光と闇 Ｆ×Ｋ

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横尾side





『ｶﾞﾀﾝｯ!!』






大きな音が、突然どこかのクローゼットから聞こえた。







メイドさんの指示を頼りに、そのクローゼットを突き止めた。








…スーツやネクタイをいれてる、少し大きめのクローゼット。原因はこれだ。









『ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…』







扉を開けて固まった。








目を見開いて、現実に目を背けずに俺はじっと見た。









思ったより、冷静に目の前の状況を受け止めた。






太輔…








アイツほんとにスキンシップ…しやがった。









北山さんの上に太輔がかぶさって、しっかりと唇が重なってた。









『ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…』








俺はゆっくりと扉を閉めた。









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






北山side






藤ヶ谷と待って、そんにまだ時間は経ってない頃。







…






藤「ん？なんか言った？」







北「え、何が？」









藤「あ、いや、多分空耳…」








？？







頭がハテナになりながら、俺は前を見た。









藤「わ、っ、わぁぁ！！」








北「え、ちょっ？！」








…藤ヶ谷は俺の方へぎゅっとよってきた。








藤「俺の手を……何か触れた…！」









北「え、ちょ、やめて…！なになに…！！」









ついに、ひょこっと顔を出した。







藤「ね、ね、ねずみぃっ！！！」








藤ヶ谷は飛び跳ねるくらいの勢いで立ち上がったが、上には仕切りが引いてあるため、頭を思いっきり打った。






そして、ツルッと滑って転んだ瞬間。









藤ヶ谷の顔が急に近づいてきたんだ。

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