37 ページ37
藤ヶ谷side
玄関まで行くと、少しお洒落目な北山さんの姿があった。
北「あ、っ、」
ペコ、っと頭が下がる。
俺もちょこっと頭を下げた。
北「すみません、こんな服装で…」
多分だろうけれど、北山さんのお宅?を訪問した時に、そんな服はなかった。
誰かに、借りたのかな…?
俺のために…??!
今すぐ抱きしめたい気持ちを抑えつつ、冷静な感じでスリッパを出した。
藤「えーっと…とりあえず、上がります…?」
北「あ、はい…」
ぎ、ぎこちないよぉぉぉ……
いつも変な時にいるワタが、今日に限って…!
北「太輔さん、あの…」
落ち着きのない俺に、静かに呼びかけた北山さん。
北「僕、お邪魔して大丈夫でした…?」
藤「…え、…?」
言われてる理由が分からずに、キョロキョロ辺りを見渡す。
メイド「…ザワザワ……」
あー…
多分、それは…
俺がここに誰かを連れてきたことが無かったから…かな。
藤「全然、むしろありがと。」
北「…そ、そうです…か……」
ってか、今頃って感じになるけど…
藤「北山さんって、年いくつなんですか?」
ちょくちょくタメになってしまう俺よりも、年は下に見えるけど…?
北「……24…です…」←実年齢じゃなくてごめんなさい…!
藤「お、俺より2個上…?!」
せ、先輩じゃん…!
すっげー若く見えたから…
てっきりハタチくらいかと…
北「あ、っ、いえいえ…!年とか全然…!」
藤「タメ語にしてください!」
北「え、?!い、いや…大丈夫…です…よ…」
藤「家の…決まりで…」
これがワタにバレたら、説教確定…!
北「じ、っ、じゃあ…藤ヶ谷さんもタメで俺もタメで…って言うのはどうでしょう?」
俺はブンブンと首を横に振る。
藤「いえ…!そんな…!」
すると急に、北山さんの口角が上がった。
北「目上からのお願いだよ?」
ズキュンっ……
突然タメ語を挟まれると…
藤「ひ、ひゃい…わかりま……わかった…」
北「よし、決定!」
北山さん、実は結構……チ、チャラい…?
295人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
玉森海叶(プロフ) - お久しぶりです!コメント、ありがとうございます!正反対の2人の恋物語、是非見てってくださいね!(´罒`) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつクローバー(プロフ) - お久しぶりです。新しい小説おめでとうございます!正反対の人生を歩んできた2人の恋、楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年12月25日 7時) (レス) id: cbc9382471 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年12月23日 17時