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藤ヶ谷side



きたあまさんを部屋に運び込むと、ベッドに寝かせた。



藤「可愛い…」




見とれている俺に、ボソリと冷たく呼びかけるワタ。




横「…太輔、早くご飯食べるよ?ほら、大好きなオムライスにしたんだから。」





藤「お、やったー!」




ベッドから離れて、ダイニングへ向かう。





一応、ちっちゃな一軒家のような作りになっている俺の部屋。





一日中ここで過ごせるようにするためだ。






逆を取れば、ここからあまり出さないようにするのがお父様の狙いだ。





横「よし、いただきます!」





藤「まーす!」





二人で食べる、オムライスの時間。







横「なぁ、連れて帰ってきてよかったの?」






藤「……ん、っんー…」






いまさらだなぁ…





藤「分かんない!」





ふふ、なんて微笑むと、大きくため息をつかれた。





横「俺は、責任取らないからね。キモチワルイなんて、言われないようにね。」





え、キモチワルイ…?





藤「え、どーしよ……」





キモチワルイなんて言われたら…





生きてけないよ…






横「手遅れだよ。」






だぁぁぁ…





ま、いっか……





北「ん…ぅ…」






寝返りを打つきたあまさん。






藤「か、可愛くない?!」






北「ん……うるしゃい……よぉ…」






ズキュンッ…






横「はぁ…寝てるんだから、静かにしなさい。」






藤「はぁい。」







しばらく、黙々と食べた。







先に食べ終わったワタ。









横「ごちそうさまでした……あ。ベッドに寝かしてたけど、太輔どこで寝るの?」






え、普通に…







藤「同じベッドだけど。」





オレも食べ終わらせて、ワタに食器を渡した。





横「……鈍感ばか。もうどうなっても知らないならね。」






ワタは、食器を持って俺の部屋を出ていった。








藤「へんなの。……ってか!一応俺ワタを従えてるんですけどー?!」





横「ふーん、クビに出来なくせに。」





扉越しでそうつぶやかれて、むぅ、と顔を歪めた。






ワタも分かってやがるな…(*`н´*)

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玉森海叶(プロフ) - お久しぶりです!コメント、ありがとうございます!正反対の2人の恋物語、是非見てってくださいね!(´罒`) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつクローバー(プロフ) - お久しぶりです。新しい小説おめでとうございます!正反対の人生を歩んできた2人の恋、楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年12月25日 7時) (レス) id: cbc9382471 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年12月23日 17時

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