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横尾side




トイレか…?




いや、でも電気が付いてない…。






仕方ない。






横「ごめん、あのさ、太輔どこに居たか知ってる?」






メイド「あ、そういえば、男の人と外へ行っているところをミナちゃんが見てたって。」






外…?





男の人は、きっと家庭教師の人だろう。






俺にも相談せずに、どこに行ったんだ…?






いや、ありえるのは…






横「あの、男の子のところ…」






何をするにも、『ワタ、ワタ、ワタ…』ってくっつき回る太輔。





はじめて過ぎて、どうすればいいのか分からない。





メイド「気にしなくても、いいと思いますよ。」






横尾さんは、太輔様に過保護ですよね。なんて、微笑まれても……自覚がない。





過保護なのかな…?







横「いや、探してみるよ。」






玄関に向かうと、玄関先から、俺を呼ぶ声が聞こえた。





ほら、いつもの声だ。





藤「ワァタァァァ…」





今にも崩れそうな太輔の後に見える、影。





横「あれ?太輔…後ろに乗せてるのって……」






藤「きたあまさんだよ!!」






背中でグーグーと寝ているきたあまさんという人物。






連れてきたの?!?!






藤「酔っ払ってるから、連れてきちゃった!」







えへへーなんて言う太輔。





横「……今すぐ連れて帰りなさい。」





厳しくするべき。





これはいわゆるお持ち帰りと似たようなもんだぞ?





藤「やだー。」






うぉ、反抗期か…?





藤「俺は動かないもん。」





ふーん、ってそっぽを向く太輔。





だったら、無理なこと言って連れて帰って貰わなきゃ…





横「じゃあそのきたあまって人、風呂に入れてきなよ。ついでに太輔も。泥まみれなホームレスをココで寝かせるわけにいかないでしょ。あと洋服と下着も貸すんだよ?」







どうだ太輔!





男の人とお風呂なんて、無理に決まってるだろ!!







藤「……ッッ……」





きたあまさんを、静かに床におろした。





流石に、諦めたか!





ほっと胸をなでおろした瞬間。






藤「分かった!!」





床におろしたきたあまさんを、お姫様抱っこして靴を脱ぎ捨てて部屋まで走って行った。





横「はぁぁ?!っ、ちょ!待てよ!!」

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玉森海叶(プロフ) - お久しぶりです!コメント、ありがとうございます!正反対の2人の恋物語、是非見てってくださいね!(´罒`) (2017年12月25日 15時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつクローバー(プロフ) - お久しぶりです。新しい小説おめでとうございます!正反対の人生を歩んできた2人の恋、楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年12月25日 7時) (レス) id: cbc9382471 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年12月23日 17時

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