お兄ちゃんの代わり。2

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横「じゃ、手を合わせて！頂きます！」




全-横「「「「「「「頂きます！」」」」」」」





レッスンスタジオのど真ん中で、みんなでお弁当をマルの形にして、自分のお弁当を囲むようになる。





上から見たら、◎のような形。中はお弁当、外はみなさん。






お弁当はそれぞれ、カラーが違って、メンバーカラーに彩られている。






パカッ







私「うわぁ…」





鮮やかな野菜と、真っ赤なプチトマト。





ご飯には、手作りのような振りかけ。






美味しそ…






北「ぅ、うげぇ…」







隣から、ボソリと聞こえる声に顔を向けた。







ぅ、うわー……







野菜弁当…







横「感謝して、ちゃんと『全部』食べましょう！」







北「は、はぁい…」








箸を持って、プチトマトを口に運んだ。







歯で潰すと、プツリと聞こえる音と同時に、甘酸っぱい汁が、溢れでた。






私「ぉ、おいし…」





キス「「「「「「「え、何言ってるの…？」」」」」」」







え？






全員ハモりました…よね？






キョロキョロと辺りを見渡した。






北「これ、美味しいの？」






ちょっと引き気味に、コクリ、と頷いた。







だって、普通に美味いもん…





北「これは、奇跡的瞬間かもしれないぞ…！」







千「これは幻覚だろうか…」






横「あれぇ？蒼真の嫌いな物今日多かった気がするのに…」





玉「お前…」





宮「流石にそれはあr」





二「ありえないって〜！」






藤「ププッ(笑)」





あ、そういえば…





アイツ(蒼真)の嫌いな物…






『ピーマン、人参、トマト、ブロッコリー、チーズ、パセリ、ほうれん草…』





あれもこれも嫌い…






北「大丈夫か？無理すんなよ？」






なんて、背中を摩り出す北山さん。






二「水飲め！水！」





そんなに心配しなくてもいいのに…





と、ミネラルウォーターを口に運んだ。





水飲めば、みなさんも少しは疑わないかな…？






,









,









あ、待って…このミネラルウォーター…







玉森さんが飲んだヤツ！！







私「ｹﾞｯﾎ!!ｹﾞｯﾎ!」





変なところ入った…!!(＞_＜;)




北「やっぱ食えなかったか？！」






私「ち、っちが…ｹﾞﾎｯ!!」

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