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昔よく会っていた待ち合わせの場所で待っていると後ろからジュンが来て声を掛けられた。
JN「A。」
「...ジュン。」
懐かしい。
JN「A、会いたかった。」
「え？」
JN「ずっと、ずっと会いたかった。」
思ってもみないことを言われて驚いた。
ジュンは私を愛おしく見つめて告白した。
JN「俺、ずっとAが忘れられなかった。Aと別れたことずっと後悔してた。でもあの時はデビューの大事な時期だったから別れるしかなかったんだ。でも今は心に余裕ができてAのことちゃんと考えられるしこれまで以上に愛せると思う。だから俺たちもう一度やり直さないか？」
ジュンの気持ちは痛いほど伝わって来た。
でも超人気アイドルのセブチのメンバーを彼氏にできる程肝は据わってない。
「ジュン、ごめん。ジュンとはもう付き合えないよ。ごめん。」
JN「ジョンハニヒョンと付き合うの？」
「それは無いけど。」
JN「それなら良かった。もしジョンハニヒョンと付き合うって言われたら嫉妬で狂ってたかも。俺って結構嫉妬深いから。」
「...。」
JN「A、これからは自分の気持ち我慢しないでぶつかって行くよ。だからAは覚悟してね。」
「待って。私断ったよね？」
JN「うん。でも俺、Aを諦めるつもりないよ。あんなに愛し合ってたこと忘れたの？俺は全部覚えてるよ。Aの身体も、Aの中の気持ちよさも、Aのイく時の顔も全部全部覚えてる。」
「やめて、恥ずかしい。」
JN「そうやって恥ずかしがる顔も全部可愛い。俺にとってAは過去じゃないから。」
「...。」
JN「Aが俺のこと受け入れてくれるまで何度でも告白するから。だから本当に覚悟して。」
ジュンはそういう頑固なところは変わらない。一度決めたことは曲げないんだ。そんなちょっと強引なところが好きだった。
でも私はアイドルと付き合うことがどんなに大変なのかと考えてしまう。
だからジュンともジョンハンさんとも付き合うことができない。臆病者だ。
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作者名：そら | 作成日時：2024年10月10日 17時
